ブラッド・ピット「もう一度父になるため」にした事
かつて、“ブランジェリーナ”というカップルネームで世界中の羨望を独占しつつ、2016年に突然の離婚申請をして世間に衝撃を与えた俳優のブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー。
おもに6人の子供たちの親権をめぐって争われた2人の離婚裁判は、一時は“泥沼”と形容されるほど難航していたが、2019年の初夏頃から関係に平和が訪れ、最近では、アンジェリーナと子どもたちが暮らす自宅をブラッドが訪問する姿が目撃されるなど、かなり快方に向かっているものとみられている。
アンジェリーナが離婚を申請するきっかけとなった、自家用ジェット機での騒動で、当時15歳だった長男マドックスに対する児童虐待疑惑がかけられたブラッド(※)。
その影響やアンジェリーナが当初、単独親権を主張していたこともあり、一時は、セラピストの立ち合い無しでは子供たちと面会することができなかった時期もあったが、関係者による米Peopleへの新たな証言によると、現在は、年少の子供たちをときどき自宅で預かることもできるようになったという。
子供たちとの絆を少しずつ取り戻し、アンジェリーナとの共同養育も軌道に乗りはじめている様子のブラッド。しかし、ここまで辿りつくには、長い道のりや家族全体での努力があったという。
関係者はその知られざる内幕について、ブラッドとアンジェリーナが子供たちも含めたファミリー・セラピーを受けていたことを明かしながら、Peopleにこう語っている。
「2人は子供たちの親権にまつわるあらゆる問題、そして、ブラッドがどうやったら、もう一度父になれるかということに関して、(専門家の)助けを必要としていました。子供たちはもう幼くはないので、(母である)アンジェリーナと離れる事に関しては、問題はありません」
「現在の状態に到達するまでには、長い時間と幾度ものファミリー・セラピーを要しました。年齢の若い子供たちは、アンジェリーナとブラッドの家を行き来しながら生活しています。ブラッドは、できる限り多くの時間を子供たちと過ごしたいと思っています。彼は、以前よりもずっと幸せそうですよ」
以前の自分に非があったことを認め、さらに、離婚原因の1つには、自身の飲酒癖があり、アルコール中毒者更生会に1年半にわたって参加するなどして克服したことも明かしているブラッド。
家族と疎遠になったことで、深い悲しみや喪失感を味わったことも赤裸々に語った彼は、子供たちとの関係を第一に優先し、良き父であろうと努力を重ねてきたが、家族全体でセラピーを受けるなかでのアンジェリーナの歩み寄りや、子供たちの協力もあり、ようやくそれが報われつつあるよう。
ちなみに、アンジェリーナは、つい最近、ブラッドとの離婚について「家族の健康と幸せのために別れました。それは正しい決断でした」と語ったばかり。
関係者の新たな証言によると、“年少の子供たち”はとくにブラッドと良好な関係を築いているとのことだが、逆に言うと、上の子供たちとの間には、まだわだかまりが残っていることがうかがえる。長男のマドックスはブラッドとの亀裂が深いと言われているが、いつか、完全に和解できる日は来るのだろうか。(フロントロウ編集部)