エド・シーランが健康についてのサミットに参加
『+』や『÷』など、これまでに多くの大ヒットアルバムをリリースしてきたエド・シーランは、2017年から2019年にかけて行なったディバイド・ツアーで、2011年にU2が樹立して“破ることの出来ない記録”と言われていた「最も興行収入をあげたツアー」の記録を打ち破ったほどの人気を誇る。
ディバイド・ツアーを終えたことで、現在は最低でも18ヵ月の活動休止期間中のエドだけれど、新型コロナウイルスの影響でオンライン授業となっている小学生のZoom授業にゲスト参加するなど、ちらほらと顔を見せている。そして今度は、不安や健康についてのオンラインサミットに登場し、過去の不健康な生活について語った。
依存的な性格だというエド
大先輩のシンガーであり、過去に過食症やアルコール依存症だったことを公表しているエルトン・ジョンの自伝を読んだ際に、自分もエルトンと同じいくつかの経験があることに気がついたというエド。自分は依存的な性格をしていると認める彼は、こう明かした
「タトゥーを身体中に入れているし、物事を中途半端にはしない。だからお酒を飲む時も…、グラス1杯のワインを飲むだけの意味が分からないんだ。だったらボトル2本飲みたい。グラス1杯のワインを飲むのは適度だし、次の日に影響することもないと思う。でもボトル2本は、君をすごく悲しくさせると思う」
彼はとくに、アルバム『x』を発表してマルティプライ・ツアーを行なっていた2014年から2015年頃が、最も辛かった時期だと振り返る。ライブをして、その後一晩中お酒を飲み、日中はツアーバスの中で寝るという生活を繰り返していたと明かす。
妻の良い影響で生活が改善
しかしそんなエドの生活を変えたのが、2015年に再会した幼馴染で、現在の妻でホッケー選手チェリー・シーボーン。エドによると、チェリーはスポーツ選手らしい健康的な生活スタイルを持っていたそうで、彼もその生活に引っ張られたよう。
「彼女は運動をすごくするから、僕も一緒に走りに行くようになった。彼女はすごく健康的な食事をするから、僕もすごく健康的な食事をするようになった。彼女はそんなにお酒を飲まないから、僕もそんなに飲まなかった。それがすべてを変えたと思う」
“何をしてくれたか”でパートナーからの愛情を測ってしまうことは多いけれど、どちらかというと、自然体の彼女に良い影響を与えてもらい、エドもそれについていったというような自然な関係性で、エドとチェリーは絆を育んできたよう。
またエドは2016年にはタバコを止め、2019年には25キロのダイエットに成功している。そんなエドとチェリーは、2018年12月に結婚。エドがディバイド・ツアーの後に休止期間を取った理由は、チェリーとの時間を大切にしたいからだと言われており、新型コロナウイルスの影響が出る前の3月下旬には、チェリーが出場したホッケーの試合の応援に、彼女の両親とともに訪れたところが目撃されている。(フロントロウ編集部)