メーガン・ジー・スタリオンの「発砲事件」
「ホット・ガール・サマー」や「サヴェ―ジ」などのヒット曲で知られるラッパーのメーガン・ジー・スタリオンは、つい最近では、ラッパーのカーディ・Bとのコラボ曲「WAP」が米ビルボード・チャートで初登場1位を獲得。さらに、人気コスメブランド、レブロン(REVLON)のグローバルブランドアンバサダーに就任するなど、今もっとも勢いに乗っている女性ラッパーの1人。
順風満帆のキャリアを築いているメーガンだが、プライベートでは、7月上旬、交際がウワサされていたラッパーのトリー・レーンズと夜遊びに出かけたところ、車内で口論になり、メーガンが車を降りようとしたところ、トリーが持っていた銃をメーガンともう1人の女性の友人の足元に向けて発砲するという事件が発生。
トリーが撃った銃弾はメーガンの足に命中し、メーガンは病院に緊急搬送されて銃弾を取り除く手術を受けたことをインスタグラムへの投稿を通じて告白した。
事件をネタにする人たちに反論
メーガンはその後しばらく安静にして治療に専念していたものの、傷も少し回復してきたため、カーディとのコラボ曲「WAP」のリリースに合わせて少しアクティブな生活を取り戻し始めている
インスタグラムでは、カーディから贈られたエルメス(Hermès)のバーキンを持って、ナイトクラブに出かける姿や、釣りを楽しむ姿など元気そうな姿の写真を次々とアップしているが、SNS上では、「足を負傷したはずなのに、なんでそんな事ができるの?」、「本当は撃たれてなんかいないんじゃない?」と事件やケガがメーガンによる話題づくりのための捏造なのではないかと疑う声や、彼女の事件をネタにして嘲笑するユーザーもちらほら。
そういった心無い声に対し、メーガンは、表向きには平気そうに振る舞いながらも、裏では苦しみながら、事件によって負った傷の治療に励んでいることを証明するため、抜糸前の生々しい傷跡と、病院での抜糸中の様子を撮影した写真を公開し、こんなメッセージで反論した。
「ウケる。今回の件で学んだのは、SNS上の人たちはみんな良いニュースよりも悪いニュースのほうが好物だってこと。嘘は真実よりも早く拡散されるし、みんなでっちあげの情報をいとも簡単に信じる。私は足の後ろを打たれたんだよ。だって撃たれたとき、私は相手に背を向けて歩き去ろうとしていたから。なんで私が銃で撃たれたなんて嘘をつくと思うの? なんでみんな私がずっとベッドで寝たきりで、悲しんでいないことに不満を持つの? どうして、私が歩けていることに困惑してるわけ?
2週間前にはもう抜糸も済んでるし、「WAP」がチャート1位を獲ったことをお祝いできるくらい回復してる。…いつもなら、こんなネット上のウワサに反応したりしないけど、ヤバい人が多すぎ! 神様がちゃんと見守ってくれていたおかげで、私は超順調に回復してるんだから! あなたたちみたいに、ずっと悲しみに打ちひしがれていなくて、ごめんなさいね。私はこれからもメーガン・ジー・“マザー・ファッキン”・スタリオンとしてやっていくんだから!」
メーガンが投稿した銃弾によって負った傷跡の写真は現在はすでに削除済み。しかし、フロントロウが確認したこの写真では、かかとの内側の肉がえぐれて血が滲み、銃弾が取り出された場所は縫合されていたほか、くるぶしや足首にも傷が残るなど、かなり生々しい様相だった。
メーガンを撃ったトリーは、事件当夜、銃を所持していた容疑でロサンゼルス市警に逮捕。その後、3万5千ドル(約380万円)の保釈金を支払って保釈された。
メーガンは事件当初、現場に駆けつけた警察に足に負った怪我について「ガラス片で切った」と説明。事件の全貌は明らかにされていないが、米TMZは、ミーガンがトリーによるドメスティックバイオレンスの被害者であり、彼に対する恐怖心から最初は真実を打ち明けられなかった可能性を指摘している。
トリーは銃の所持で逮捕された容疑に関連して、現地時間10月3日に裁判所に出廷する予定。裁判では、事件の数時間前には、リアリティスターのカイリー・ジェンナーも参加したパーティーでイチャつく様子をインスタグラムストーリーで公開するほど仲睦まじい様子だったメーガンとトリーに一体何があったのか、なぜトリーはメーガンに発砲するに至ったのかなどが明らかにされるものとみられる。(フロントロウ編集部)