シンガーのブリトニー・スピアーズが後見人問題に揺れるなか、妹のジェイミー・リン・スピアーズが密かに「受託者」に就任していたことがわかった。(フロントロウ編集部)

ブリトニーの妹が姉の後方支援にまわる

 シンガーのブリトニー・スピアーズの妹で同じくシンガーのジェイミー・リン・スピアーズが、SJB Revocable Trustの受託者に就任したことを、米Us Weeklyほか複数のメディアが伝えている。

 Us Weeklyが入手した書類には、財産の「受託者」としてジェイミー・リンの名前が記載されていたそうで、以前、ブリトニーの資産管理を担当していたアンドリュー・ワレット弁護士と姉妹の父ジェイミー・スピアーズによって承認されたという。

 SJB Revocable Trustは、2004年にブリトニーが2人の息子の将来と自身の資産を守るために設立したもので、ブリトニーが生きているあいだはジェイミー・リンが「唯一の受取人」となる。また、万が一、ブリトニーが亡くなった場合は、ジェイミー・リンが信託で管理されている財産のすべてを受け取ることになり、ブリトニーの死によって支払われる保険金等も、BJS Kids&Family Trustの受託者とジェイミー・リンに分配されることになる。

画像: 2003年に撮影されたブリトニー・スピアーズとジェイミー・リン・スピアーズのツーショット写真。

2003年に撮影されたブリトニー・スピアーズとジェイミー・リン・スピアーズのツーショット写真。

 ブリトニーに精神衰弱が見られた2007年から始まった後見人制度は現在も続いており、法的な決断は後見人の管理下に置かれている。

 そんななか、最近になってブリトニーが「父ジェイミーが“復職”することを望んでいない」という強い意志を、弁護士を通じて明らかに。ブリトニーは後見人を立てること自体には賛成しているが、父ジェイミーではなく、彼が後見人の座から退いているあいだ、約1年間にわたって代理でその役割を担ってきたジョディ・モンゴメリー氏が後見人の座に留まることを強く望んでいることが明かされた。

 そんなブリトニーの意向を尊重してか、つい先日、裁判所が成年後見人制度の適用期限を少なくとも2021年の2月まで延長することを決定。これにより、モンゴメリー氏の後見人としての在任期間が延びることになった。

 ちなみに、ブリトニーの後見人問題をめぐって、アメリカで最も影響力のあるNGOのひとつである人権団体「アメリカ自由人権協会(ACLU)」が声明を発表。「障害を持つ人たちにも自律的で自主的な生活をおくる権利、そして市民としての権利があります。もしブリトニー・スピアーズが市民としての自由を取り戻し、後見人制度から解放されることを望んでいるなら、私たちは彼女を支援します」とツイッターに投稿し、必要とされた際にはブリトニーに全面的に協力することを表明している。(フロントロウ編集部)

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