セレーナ・ゴメスが、自身が抱えてきたメンタルヘルスの問題に改めて言及。助けを求めることの大切さをファンに訴えた。(フロントロウ編集部)

セレーナ・ゴメスが過去の葛藤を告白

 2018年に、精神疾患の中でも気分障害と分類されている疾患のひとつである「双極性障害」(別名「躁うつ病」)との診断を受けたことを告白したセレーナ・ゴメス。今回、セレーナがメンタルヘルスとの闘いを改めて振り返り、「助けを求める」ことの重要性をファンに呼びかけた。

画像: セレーナ・ゴメスが過去の葛藤を告白

 これまで自身が抱えてきた問題を積極的に打ち明けてきたセレーナだけれど、当初は自身の問題をオープンに話すことにためらいを感じていたそう。米Peopleとのインタビューに応じたセレーナは当時について、「(オープンになることを求めるのは)誰かに簡単にお願いできるものじゃない。私は何度か、自分でその正体に気がついていなかったものから逃げなきゃいけないことがあったし、混乱もしてた。そんな時に、レッテルというものに悩まされたの。『他の人たちはどう思うだろう?』って」と語り、他の人たちからどう思われるかを気にしていたことを告白した上で、次のように続けた。

 「だけど、それについて考えた時に、私が出した最初の答えは、『どうでもいい。これが私の真実だから』っていうものだった。私は不名誉な存在じゃない。私は自分の人生を生きてるんだって」と、他の人にどう思われるかではなく、自分自身の問題に向き合うことを選ぶようになったと振り返ったセレーナ。

 「自分のキャリアに関して言えば、私はプロとして一生懸命働いてきた。それと同時に、私はメンタルヘルスの問題も抱えていて、その部分も(人々に)知ってもらいたいと思ったの」と続けて語り、メンタルヘルスの問題を打ち明けるに至った経緯を回想した。

助けを求めることは大切

 「最初は、希望がないように感じた。時々、ベッドから起き上がることすら難しいこともあった。『どうして他の人たちのようになれないの?』って思ったり。数年かけてようやく自分のリズムを見つけられたけど、時間はかかってしまった」とメンタルヘルスの問題に悩まされていた当時を振り返ったセレーナ。

 「多くのことを試してきたけど、助けを求めることは決して止めなかった。それが一番難しい部分なんだけど、おかげで私は強くなれた。私にとっては、世の中で一番大切なことなの。だって、自分のメンタルヘルスの問題だから」と、誰かに助けを求めることの大切さを語ったセレーナは、メンタルヘルスに問題を抱えた時に自身がとっている対処法について次のように説明した。

画像: 助けを求めることは大切

「まず私がするのは、1人になれる場所を探すこと。感情に向き合わないようにするために、自分を追い込む癖があるから。自分の部屋に行って、横になって、水を飲んで、何度か深呼吸をするの。その後で、友達が必要だと思ったら、友達に電話をする。セラピストが必要だと思ったら、セラピストに電話をする。ツラいことを抱えている時には、時間をかけて自分と向き合って、優しくしてあげることが大切なの。嘘でしょって思われるかもしれないけど、本当にそう!」

 セレーナは続けて、過去に自分の見た目に自身が持てなかった時期があったことを明かした上で、自分らしさを大切にすることの重要性について次のようにファンに訴えた。

「昔は自分を見て、あんまり可愛くないって思うこともあったけど、時々そういう風に感じてしまうのって自然なことだと思うの。特定の見た目だったり、特定の振る舞い方をしなければいけないように感じるかもしれないけど、それは違う。ビューティーコミュニティにいる1人として、私はこう言いたい。『私は実践しているところだし、勉強しているところ。みんなにもできるよ』って」

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(フロントロウ編集部)

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