デミ・ロヴァートとマックス・エーリックの破局が泥沼化
シンガーのデミ・ロヴァートと俳優のマックス・エーリックは、新型コロナ禍のロックダウンが始まった2020年3月に交際をスタートさせ、7月に婚約。SNSやパパラッチの目の前でもラブラブな姿を見せていたが、そのわずか2カ月後に破局したことが明らかになり、世間を驚かせた。
婚約破棄を巡っては、マックスが「タブロイド紙の報道を通じて」初めて知ったと主張しているのに対し、デミ側の関係者はマックスが「嘘をついている」、「デミは事前に彼に伝えていた」と反論。
双方で言い分が食い違っているほか、デミは「マックスの振る舞いや、彼がソーシャルメディアを通じて自分たちの関係を晒していることをとても恥ずかしく思っており、彼とはもう関わりたくないと望んでいます」と関係者が米E!Newsに語っている。
新曲のプロモーションに「利用された」
マックスとの破局のニュースが世に出たほんの数日後に、デミは新曲「スティル・ハブ・ミー(Still Have Me)」をリリース。
失恋について歌ったバラードである同曲には、「誰かに私が持っていたすべての光を奪われたみたい/私の周りのすべてが崩れ落ちた」などと絶望する一方で、「でもそんなのどうでもいい/1人で居たほうがよっぽどいい」、「たくさんの物を持っているわけじゃないけど/私には自分がいる」と、愛していた人に裏切られても、一人でも力強く生きていこうと誓うような歌詞が並ぶ。
自身との破局の直後に、あまりにもタイムリーすぎる“破局ソング”をリリースしたデミに対し、マックスが、今度は、一連のデミのやり方は、すべて新曲のプロモーションのための「計算されたPR活動」だとインスタグラムのライブ配信で批判。
2018年にコメディ俳優のピート・デヴィッドソンとのスピード婚約&破局が世間を騒がせたシンガーのアリアナ・グランデの一件を持ち出し、アリアナとピートの破局も世間の注目を引くためのPRの一環だったのではないかと示唆したうえで、デミも同様の手口で自分との関係を利用したとコメントした。
マックスは、アリアナの名前は出さなかったものの、ピートとアリアナの元恋人で2018年秋に亡くなったラッパーのマック・ミラーの名前を出してこう発言。
「クレイジーすぎる。こんな経験は誰にもして欲しくないと思うくらい、最高に奇妙な経験だよ。誰だって、こんな思いをさせられるべきじゃない。ピート・デヴィッドソンだって、こんな思いをさせられるべきじゃなかった。彼がマック・ミラーにあんなメールを送ったと思うかい?ハハ、みんな目を覚ませよ。これは計算されたPR活動だよ。こんな事言ったら、僕のマネージメントチームはカンカンだろうけど」
not max ehrich dragging the ariana & pete situation in his mess.. also his acting is so bad pls pic.twitter.com/N3BAHddSRT
— helena (@fentgrande) October 2, 2020
マックスが言う、ピートがマックに送ったとされるメールとは、当時、ネット上で拡散された「ピートがマックにアリアナとの親密な写真を送って、マックにアリアナとの復縁を諦めさせようとしていた」というデマのことを示唆しているものと思われる。
マックスは、この数日前に行なったライブ配信でも、アリアナのヒット曲「サンキュー、ネクスト」を引用し、「僕を『サンキュー、ネクスト』しようとするのはやめてくれ」などとコメントしていた。
ご存知の方も多いと思うが、デミとアリアナは、友人同士であるだけでなく、ジャスティン・ビーバーの恩師としても知られる音楽マネージャーのスクーター・ブラウンが運営する同じマネージメント会社と契約している。マックスは、そのことにも絡めて、デミがアリアナと“同じ手口を使った”と感じたのかもしれないが、破局騒動とは無関係のアリアナを引っ張り出してきたマックスには、すでに怒り心頭のデミのファンだけでなく、アリアナのファンもSNSで憤りを露わにしている。
デミを“物質主義者”と批判
苦々しい表情を浮かべながらスマホのカメラに向かって語ったマックスは、デミの関係者が、米Peopleに「マックスはデミの知名度を利用して注目を集めようとした」、「純粋ではない意図を持ってデミに近づいた」などと証言したことを受け、世間からも疑いの目が向けられていることに対し、こうも反論。デミを成功にしか興味がない“物質主義者”だと皮肉り、全身全霊で彼女を愛していた自分との関係を終わりにしたことを後悔しても、もう遅いと示唆した。
「僕は恋していたんだ。世界中がその事を知るべき。本物(の愛)を見つけたと思ったのに、今では、自分が利用されたんだと気づいた。まあ、あの曲がチャート1位を獲れるといいね。だって、それがこの物質主義の社会で誰かが望むものなら、さあ、どうぞ。それで幸せになれるんだったら、楽しんで。君は、君を心の底から、限りなく愛していた人を失ったんだ」
デミは、マックスとの破局や、現在までの彼の言動について、直接は何もコメントしていない。米E! Newsによると、デミの周囲の人々は、彼女の気を逸らそうと、あの手この手を使って励まし、全力でサポートしているそう。(フロントロウ編集部)