子役の中で抜群の知名度を誇る“あの俳優”だけれど、『ゲーム・オブ・スローンズ』のオーディションに落ちたことで、演技を辞めようか考えていたという。(フロントロウ編集部)

裏では様々な俳優がキャスト候補だった『GoT』

 2011年から2019年にかけて放送されたドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』は、その最終回の翌日にアメリカで1,000万人以上が“ロス”になったほどの大ブームを巻き起こしたシリーズ。キャストの大半はイギリス人俳優であり、エミリア・クラークやキット・ハリントンなどを一躍トップスターへと押し上げた。

画像1: 裏では様々な俳優がキャスト候補だった『GoT』

 多くのキャラクターが登場する群像劇である本作では、その舞台裏で俳優達の様々なドラマがあり、例えばラムジー・スノウを演じたイワン・リオンは、キットが演じたジョン・スノウ役まであと一歩だったり、『セックス・エデュケーション』や『X-ファイル』で知られるジリアン・アンダーソンはオファーを蹴っていたりした。

 そして、今を時めくあの若手俳優は、『ゲーム・オブ・スローンズ』のオーディションに落ちたことで、俳優業を辞めようか考えるほど意気消沈してしまったそう。米トーク番組『Tonight Show(原題)』でそのことについて語ったのは、ミリー・ボビー・ブラウン

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幼いミリー・ボビー・ブラウン、意気消沈

 2016年から続くNetflixの大ヒットシリーズ『ストレンジャー・シングス』は、シーズン3が公開された2019年には、Netflixで最も視聴されたドラマランキングで、2位に大差をつけて堂々の1位を記録。そんな作品で主役イレブンを演じるミリーは、オーディションに落ち続けることが辛くなってしまったという。

「みんなに言ってるんだけど、ただ、拒否されることで勇気がなくなっていってしまったんだと思う。この業界って、24時間毎日拒否されることばかりだから。Noのほうがいっぱいもらうでしょ。1つのYesをもらう前の本当にたくさんのNo。CMのオーディションも受けたし、なんでも受けたよ。『ゲーム・オブ・スローンズ』のオーディションも受けて、Noだった。『あぁ。これってすごく難しい』って感じだった。その役が本当に欲しかったから」

 『ゲーム・オブ・スローンズ』の何の役でオーディションを受けたのかは明かさなかったけれど、『ストレンジャー・シングス』の放送が開始された時にミリーは12歳なので、『ゲーム・オブ・スローンズ』のオーディションを受けた時には少なくとも小学生であったと考えられる。幼くして、オーディションに何度も落ちるのは厳しい経験。しかし、そんなミリーを救ったのが…?

画像: 『ストレンジャー・シングス』のキャスト達。前列右がミリー。(2016年撮影)

『ストレンジャー・シングス』のキャスト達。前列右がミリー。(2016年撮影)

「だから最後に、Netflixの『Montauk』っていう番組のオーディションを受けた。そして2ヵ月後ぐらいに、制作陣が『ぜひスカイプをしたい』って連絡してきてくれたの。スカイプをして、もちろん後のことは知ってるよね。私達はその番組を『ストレンジャー・シングス』って名づけた。だから、私にそれ(演技)をもう1度する希望をくれた作品は、『Montauk』だよ」

 もしミリーが『ゲーム・オブ・スローンズ』のオーディションに受かっていたら、彼女が『ストレンジャー・シングス』に主演していた可能性はかなり低くなる。ミリーが『ゲーム・オブ・スローンズ』に落ちて、『ストレンジャー・シングス』でイレブンを演じたことは、運命だったのかも。

 ちなみに、新型コロナウイルスの影響でシーズン4の撮影が中断されていた『ストレンジャー・シングス』だけれど、ついに撮影が再開された。(フロントロウ編集部)

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