いつもオーバーサイズのダボッとしたシルエットの洋服を身に着けているビリー・アイリッシュが、めずらしく薄着で友人と出かける姿が激写。この写真がきっかけで、ビリーの体形にあれこれケチをつける人々が現れた。心無い体形批判に対するビリーの反応に共感殺到。(フロントロウ編集部)

ビリー・アイリッシュの「薄着姿」が出回る

 18歳という史上最年少でグラミー賞の主要4部門を制覇したシンガーのビリー・アイリッシュが、「みんなに自分のすべてを知られたくない」、「体形についてあれこれ言われたくない」という理由から、あえて体のラインが分からない着こなしを好んでいるというのは、もはや有名な話。

画像: ビリー・アイリッシュの「薄着姿」が出回る

 公の場に登場するときは、つねにルーズなシルエットの洋服を身に着けているビリーだけれど、先日、ビリーがプライベートで友人とでかける様子をパパラッチのカメラが激写。

 この時、ビリーは、みんなが知るダボダボのファッションではなく、フィット感のあるベージュのキャミソールに同色のショートパンツを合わせた露出度が高い着こなしで、意外性があったため、世間の注目を集めた。

 しかし、なかには、ビリーの体形について、「30代半ばのワイン好きのお母さんみたい」と揶揄したり、「ビリー・アイリッシュって太ってるんだね」と批評するSNSユーザーも。

 これに対し、ビリーのファンはもちろん、まだ未成年の彼女の体形について、あれこれ難癖をつけるのは間違っていると主張する人々が、全力でビリーを擁護。一時期、ビリーの名前がツイッターでトレンド入りするほどだった。


核心を突く「絶妙動画」に自分の気持ちを代弁してもらう

 ビリーは、自身に対するボディ・シェイミング(体形批判)が議論の的となっていることに、人気ユーチューバーのチージ・ドゥルー(Chizi Duru)が、「#ボディ・ポジティビティ」、「#セルフラブ」といったハッシュタグとともにTikTokに投稿した動画を引用して反応。

 まさにビリーの本音を代弁していると思われる、短くもガツンと来る動画がコチラ。

@chiziduru

Instagram has warped a lot of y’all into thinking normal bodies are abnormal ##bodypositivity ##realbody ##selflove ##FallAesthetic ##instagram

♬ original sound - Chizi Duru

「みんな、そろそろリアルな体形を標準化しはじめなくちゃ。OK? みんながみんなボリュミーなお尻の持ち主ってわけじゃない。太鼓みたいに突き出たお腹は普通だよ、普通。バストは垂れるものなの。とくに、母乳育児を経験した後はね。インスタグラムはリアルじゃないんだよ」

 インスタグラムに溢れるスリムでグラマラスな体形はリアルではなく、そこを基準に体形について語ったり、悩んだりするのはよそうとカジュアルに説くチージーの絶妙な動画は、ビリーがインスタグラムストーリーで共有したことで、注目度が急激にアップ。

 チージ―は、インスタグラムの短尺動画機能リールでも同じ動画を公開しているが、記事執筆時点で10万件を超える「いいね」がつくほど共感を集めている。


服を1枚ずつ脱ぎ捨てる「あの動画」のワンシーンを投稿

 さらに、ビリーは、3月に行なったフロリダ州マイアミでの世界ツアー公演で初披露された、社会に根強く残るボディ・シェイミングに警鐘を鳴らすショートフィルムのワンシーンを投稿。

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do you really wanna go back in time?

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 「みんな、本当に時間を遡りたいの?」と冷ややかなコメントを添えた。

 ビリーが1枚ずつ服を脱ぎ捨て、肌を露わにしていく映像は、ツアー公演の演出の一部として作られたものだが、新型コロナウイルスの影響により、2020年に予定されていた全ての公演が延期されたことを受けて、ビリーの公式YouTubeチャンネルで一般公開。

 この動画には、ビリーによる、「私たちはサイズを基準にして、誰かに関する憶測を立てる。その人が誰なのか、その人にはどんな価値があるのか。厚着をしたら、薄着をしたら、それが何だって言うの?それで私の何がわかる?どんな意味がある? あなたの認識でしか私の価値は決められないの? それともあなたの私にまつわる意見は私自身の責任ではない?」といったナレーションが添えられている。

 それ以前にも、何度もボディ・シェイミングに言及してきたビリーにとっては、この動画で言うべきことを言い切ったという感覚だったのかもしれない。今回の「時間を遡りたいの?」というコメントからは、それでも、まだ、自身の薄着姿を見て体形批判を繰り広げる人が存在することに辟易している様子が伝わってくる。(フロントロウ編集部)

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