新作でシンデレラを演じるカミラ・カベロ
キューバのハバナで生まれ、2012年にオーディション番組『Xファクター』に出演したことがきっかけでフィフス・ハーモニーのメンバーとしてデビューしたカミラ・カベロ。
2016年にフィフス・ハーモニーを脱退してからはソロアーティストとして活動している彼女は、出身地を曲名に冠した楽曲「ハバナ」が大ヒットを記録するなど、ソロとしても順調にキャリアを歩んでいる。そんなカミラは現在、初主演作となる『シンデレラ』の公開が控えており、同作の撮影がクランクアップを迎えたことは先日フロントロウでもお伝えした。
撮影が遅れてしまったので公開が延期となる可能性もあるものの、現時点では2021年2月5日の全米公開を目指して制作が進められているなか、カミラが今回、ジェニファー・ロペスと共にApple Musicの番組『SOMOS Radio』に出演。プエルトルコ系の両親を持つ同じラテン系であるジェニファーと対談を行なった。
シンデレラを演じられたのはジェニファーのおかげ
対談のなかで、話題が来たる映画『シンデレラ』に及ぶと、「まだみんなに知って欲しくないから、あまり公にはしたくないのですが、『シンデレラ』を終えた後に応じたインタビューで、『ラテン系のシンデレラになることはあなたにとってどんな意味を持っていますか?』と訊かれたことがありました」とカミラが告白。
「その時、私はあなたの名前を出したのです」と、インタビューでジェニファーの名前を出したことを本人に打ち明け、次のように続けた。『ジェニファーのような人がいなかったら、できていなかったでしょう』って。あなたは先駆者として、映画への出演とミュージシャンとしての活動の両方をこなしてきました。私にもそれができたのは、あなたのおかげです」。
ジェニファーは俳優業とミュージシャン業の両方で大きな成功を収めており、近年では映画『ハスラーズ』で主演を務めたほか、2020年2月に行なわれたスーパーボウルのハーフタイムショーでアーティストとして圧巻のパフォーマンスを披露した。
「人生における最高の経験の1つになりました」と『シンデレラ』の撮影を振り返ったカミラは、続けて「それから、実は映画であなたの曲を1曲歌っているのです」とさらっとカミングアウト。「最高ね!楽しみにしてる」とジェニファーが応じると、カミラは「正直に言うと、この話は(まだ)すべきではなかったのですが、まあそれは良いとします。この場にいられることに嬉しくなって、話してしまいまいした」と打ち明け、多大な影響を受けたジェニファーを前にして、話さずにはいられなかったと告白した。
「話してしまったものは仕方ないわ」とジェニファーはカミラに語りかけ、「早く映画を観てみたい。初めて観た時には驚いてしまいそうね。楽しみにしてる」と、自身の楽曲も使われている『シンデレラ』の公開を心待ちにしていると続けた。
昔ながらの『シンデレラ』の物語に、現代的なフェミニズムのエッセンスが加えられていると伝えられてきた映画『シンデレラ』については以前、ビヨンセの大ヒット曲「シングル・レディース(プット・ア・リング・オン・イット)」が使われているとの噂が浮上していたけれど、ジェニファーの楽曲が使われていることが明らかになったことで、その噂が本当である可能性も高そう。(フロントロウ編集部)