濃厚なセックスシーンとロマンチックなキスシーン、演じるのが難しいのはどっち? 演技派として知られる俳優のシアーシャ・ローナンにとっては、後者のほうがずっと難しいそう。(フロントロウ編集部)

じつはキスシーンのほうが難しい?

 13歳だった2007年に助演を務めた映画『つぐない』で初のアカデミー賞にノミネートしたシアーシャ・ローナン(26)は、2015年公開の映画『ブルックリン』で主演女優賞に、3度目は2017年公開の『レディ・バード』で主演女優賞に、4度目は2019年公開の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で主演女優賞にノミネート。2020年の時点で、「史上2番目に若くしてアカデミー賞に4回ノミネートされた女優」という称号を手にしている。

画像: じつはキスシーンのほうが難しい?

 世代を代表する“オスカー女優”であるシアーシャは、これまでにも数々の作品でラブシーンに挑戦。『レディ・バード』では、映画『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメとのセックスシーンを経験し、11月13日から公開となった映画『アンモナイト』では、映画『タイタニック』のケイト・ウィンスレットとの女性同士のセックスシーンを披露した。

映画『アンモナイト』の英語版予告編

 どんな役でも自分のものにし、演技にかけては怖いものなしのように見えるシアーシャだけど、じつは、ロマンチックなキスシーンは、セックスシーンよりも難しいと思っているという。


セックスシーンを演じる方が簡単 その心は?

 「セックスシーンの撮影で緊張しすぎたことがないのはラッキーだと思う」と米ETに語ったシアーシャは、その理由について、「私にとっては、完全に技術的なものだから。誰かと実際にキスしなくちゃいけないキスシーンとは違って、セックスシーンは、技術的で、どんな動作をするか事前に決まっているから」と続けた。

 つまり、シアーシャにとっては、セックスシーンは、ある程度どう動けばいいかという振り付けが用意されており、それに従って演じればいいだけなので、さほど難しくはないということ。それに比べて、より感情的でリアルな表現が必要とされるキスシーンは、難易度が高いらしい。

画像: ※イメージ写真

※イメージ写真

 確かに、映画を観ていても、濡れ場よりもキスシーンのほうがキャラクターの心情が伝わってきたり、感情移入しやすかったりする。

 ハリウッド映画では、近年、親密なシーンの撮影現場には、演技指導をする監督とは別に「インティマシー・コーディネーター(Intimacy Coordinator)」と呼ばれる、セックスシーン専門のインストラクターがおり、俳優たちをサポートする場合も多い。

  彼らの指導のもと、ベッドの上で、どう演じるべきかという演技プランが綿密に決められていれば、役者たちはそれに沿えばいいので、シアーシャの言うとおり、技術的な面によりフォーカスすることとなる。

 もちろん、キスシーンよりもベッドシーンの撮影のほうが苦手という俳優もいるだろう。でもシアーシャは、セックスシーンを苦にしたことはこれまで一度も無いそうで、「私はいつも、セックスシーンはテクニカルなものだって考えてきた。まあ、その方がやりやすいかもね」とも語った。


女性同士のセックスシーンは、共演者と2人で演技プランを練った

 レズビアンの恋を描く映画『アンモナイト』では、相手役のケイトの計らいにより、思い出づくりのためにと、25歳の誕生日にあえてセックスシーンの撮影を行なったシアーシャ。

 同作でのベッドシーンは、インティマシー・コーディネーターはつけず、ケイトと話し合って2人で演技プランを練ったのだそう。

画像: 2019年3月、イギリス・ロンドンで『アンモナイト』の撮影を行なうシアーシャとケイト。

2019年3月、イギリス・ロンドンで『アンモナイト』の撮影を行なうシアーシャとケイト。

 ケイトは、「シアーシャも私も、そのシーンで表現したいものについて同じアイディアを共有できていたと思う」、「シーンの感情的な土台となるものとして、2人の女性の繋がりというものがあった。もちろん、それってどんなラブシーンにおいても最も重要なものなんだけどね。そのことに関しては、同じものを共有できていたと思う」と、より心の動きにフォーカスしたシーンに仕上がったことを米Entertainment Weeklyに振り返っている。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.