映画『TENET テネット』の公開で注目を集めるクリストファー・ノーラン監督。アナログ主義だと自他共に認める彼は、スマホはおろかメールアドレスも持っていないという。(フロントロウ 編集部)

アナログな撮影にこだわるクリストファー・ノーラン監督

 クリストファー・ノーラン監督は映画『ダークナイト トリロジー』や『インセプション』、『インター・ステラー』などで知られる名監督。2020年9月には新作映画『TENET テネット』が公開となった。

画像1: © 2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved

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 ノーラン監督は、アナログな手法にこだわって映画制作をしていることでも有名。これまで、アクションシーンのために本物のビルや飛行機を爆破したり、背景撮影のために500エーカー(約200万平方メートル)のトウモロコシ畑を作ったりと、大掛かりな仕掛けで多くのファンを驚かせてきた。

 そんな彼は、日常生活でもアナログ主義を貫いているよう。

ノーラン監督がスマホやメールアドレスを使用しない理由

 ノーラン監督の映画では、ハイテクな技術を使った描写が多く、『TENET テネット』も最先端のテクノロジーを利用したストーリー展開だった。しかし、当のノーラン監督本人は、デジタル技術を使うのは好きではないよう。

画像2: © 2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved

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 米Peopleのインタビューでスマートフォンとメールアドレスを本当に持っていないのかと尋ねられたノーラン監督は、「確かにそうです。私がスマホを持っていないのは事実です」と明かした。

 そしてスマホを持っていない理由について、「私は小さなフリップフォン(昔ながらの折り畳み式携帯)をたまに持ち歩いているんです。私は気が散りやすいので、退屈している時に毎回インターネットにアクセスしたくない。今ではみなさんがネット上での活動で埋めている合間の時間に、私は最高の思考をすることが多いので、それが私にはメリットになっています。仕事をしていると、周りでは誰もが携帯電話を持っています。隠れることができないので、仕事中でも簡単に連絡を取ることができます」と、コメント。

画像: ノーラン監督がスマホやメールアドレスを使用しない理由

 さらに、メールアドレスを持っていない理由については「メールについては、そのような形での人とのコミュニケーションには特に興味がないんだ。固定電話から電話する方が好き。つまり、人とのコミュニケーションや物事への対処法は人それぞれだと思う」と、自身の考えを共有した。

 インターネットで溢れた時代に、明確な意思でスマホやメールを使わないでいるノーラン監督らしい素敵なコメントだった。(フロントロウ編集部)

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