映画『アクアマン』などの出演作で知られる俳優のアンバー・ハードが、元夫で俳優のジョニー・デップとの離婚裁判で受け取った和解金約7億円を「全額寄付」することを約束も、現時点でその約束が果たされていないことが明らかに。(フロントロウ編集部)

全額寄付を約束した和解金7億円はどうなった?

 映画『アクアマン』や『ジャスティス・リーグ』にメラ役で出演する俳優のアンバー・ハードが、2016年に元夫で俳優のジョニー・デップとの離婚裁判で受け取った和解金約7億円を、「全額寄付する」という約束を果たしていないことがわかった。

 当初、アンバーはジョニーから得た和解金の全額を、自身が支援する2つの慈善団体に分割して寄付することを宣言していたが、英Daily Mailによると、約5年が経った現在もまだその約束は果たされておらず、ロサンゼル市内にある小児専門病院とアメリカ市民人権協会にほんの一部の金額を寄付しただけで、全額とは“ほど遠い状態”だという。

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 ちなみに、今回の報道の内容について、アンバーの弁護団は「アンバーはすでに慈善団体に7桁の寄付を行なっており、今後も引き続き支援を行ない、最終的に誓約を果たすつもりです。しかし、デップ氏が彼女に対して訴訟を起こしたため、(和解金を全額寄付するという)計画に遅れが生じています。その結果、彼女は何百万ドルもかけて、デップ氏の虚偽の告発を弁護することを余儀なくされています」と声明を発表。いつまでたっても全額寄付の約束を果たせないのは、裁判のたびにかかる莫大な弁護費用が原因だと主張している。

 2020年にジョニーが英大衆紙The Sunの発行元を相手取って行なった名誉毀損裁判では、アンバーが和解金の全額寄付を申し出たことが、裁判所に「『金銭目的で自分と結婚した』というジョニーの証言とは異なる」と判断され、ジョニーの敗訴が確定した。2021年もジョニーとアンバーの法廷闘争が続くことから、ジョニー側としてはなんとしてでも自分たちに有利な情報を流しておきたかったのだろうが、逆に反撃され、裁判前から火花を散らすあう展開となっている。(フロントロウ編集部)

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