『ゴシップガール』新作に乗り気ではなかったエド・ウェストウィック
米CWで2007年から2012年まで放送され、日本でも大旋風を巻き起こしたドラマ『ゴシップガール』。その“エクステンション(拡張版)”となる新作の制作が決定し、HBOのストリーミングサービス、HBO Maxでの2021年内の配信に向けて着々と撮影が進んでいることは、フロントロウでも逐一最新情報をお伝えしてきたけれど、やはり注目が集まるのは、オリジナル版に主演したメインキャストたちがカムバックするかどうかについて。
「絶対出たい!」と発言しているネイト・アーチボルト役のチェイス・クロフォードにはじまり、セリーナ・ヴァンダーウッドセン役のブレイク・ライブリー、ブレア・ウォルドーフ役のレイトン・ミースター、ダン・ハンフリー役のペン・バッジリーもこぞって、カメオ出演に対して、比較的前向きな反応を見せるなか、以前、一人だけ、難色を示していたのが、チャック・バス役のエド・ウェストウィック。
ショーランナーのジョシュア・サフランが“エクステンション”だと説く『ゴシップガール』新作は、制作が発表された当初、世間では、まだ「続編」「リブート版」と呼ばれていた。
そのうえで、エドは、「最近『ギルモア・ガールズ』みたいに、過去の大作ドラマの続編がたくさん出て、話題になっているのはわかっているよ。でも僕はこういう続編は変だと思うんだ。もう終わった話だし、僕自身もまだ『ゴシップガール』の続編に出演すべきタイミングではないと感じている」と英Radio Times誌のインタビューでコメント。自身がチャック役で出演する可能性は低いと示唆していた。
意見をガラリと変える 出演に好意的
しかし、ここへ来て、エドが新作に出演する意思があるか否かについて、ガラリと意見を一変。
最近応じた米Access Hollywoodとのインタビューで、新たな『ゴシップガール』にチャック役でカムバックするのは「すごくクールなアイディアだと思う」と語り、「実際に(制作陣から)アプローチを受けたわけじゃないけど、新作は単独で成り立つ作品のようだし、みんなの成功を祈ってる。どんな作品になるかとても楽しみだよ」と、超ポジティブな見解を口にした。
「クリエイターたちとは、まだ繋がっている」とも話したエド。出演オファーは受けていないものの、もしかしたら新作がどんな物語になるのかを知らされており、以前予想していた、オリジナル版の続きを描く続編などではなく、まったく新しい独立した作品なのであれば、ということで考えを改めた可能性もある。
「僕としては、(オファーがあれば)ノーとは絶対に言わないけど、現時点では報告できることは何もないよ」と釘を刺していたエドだが、これは期待できる?
「参加したい人は来て」
オリジナル版と新作で脚本を担当しているジョシュア・サフランは、以前、米ETのインタビューで、両者はつながりがあることを示唆。
オリジナルと新作のつながりを「MCUのよう」に考えているというジョシュアは、「続編や続きの物語ではない。物事を全く別の角度から見るだけ」と明かしており、オリジナルキャストたちに向けて、「参加したい人は来て。ユニバースはまだ存在しているから。登場人物は、セリーナ、ブレア、チャック、ダンについて話したりするよ」と間接的に呼びかけていた。
ジョシュアとしては、“出たいならどうぞ! ”というスタンスのようだが、オリジナルキャストたちは、名乗り出てくれるだろうか?
新しく始まる『ゴシップガール』がどんな物語となるのか、オリジナルキャストの出演があるとすれば、どんな登場の仕方になるのか、放送開始が待ち遠しい。(フロントロウ編集部)