ジョン・ウィックの愛犬はいまどこに
『ジョン・ウィック』シリーズは2014年に1作目が公開されたアクション映画。キアヌ・リーブスが、引退した凄腕の殺し屋ジョン・ウィックを演じ全世界で大絶賛を得て、その後2017年に『ジョン・ウィック:チャプター2』が、2019年に『ジョン・ウィック:パラベラム』が公開された。さらに現在、4作目とスピンオフ作品の計画も進行中。
ジョン・ウィックの戦いは、第1作目で彼の亡き妻の形見である愛犬を悪党どもに無残に殺されたところから始まった。脚本を執筆したデレク・コルスタッドによると、当時このシーンはスタジオから猛反発をくらい、削除を迫られたと米Comicbook.comに語っている。
しかし、このシーンは初期から脚本に盛り込まれていた大切な要素。監督のチャド・スタエルスキとデヴィッド・リーチは、手を尽くしてスタジオを説得。その結果、「犬殺害」のシーンはジョン・ウィックの人生に大きな影響を与えた出来事として、観客に強烈な印象を与える伝説的なものとなった。
そんなシーンで最も重要なあのビーグル犬は、いま一体どうしているの?
あのビーグル犬、今も元気
この映画に出演していたビーグルは、当たり前のことだけれど実際には殺されておらず、今では家族と幸せな生活を送っている。
この犬は以前「アンディ」という名がつけられていたけれど、映画出演後は「ウィック」と改名されたそう。
キム・クラフスキー&アニマル・アクターズ・インターナショナルという施設で訓練されていたこの犬は、『ジョン・ウィック』出演後に施設の代表者キムの友人の家族に譲渡され、彼らの子供たちと一緒に新しい人生を謳歌している。
キムは米LADbibleに「そう、アニマル・アクターズ・インターナショナルは『ジョン・ウィック』をすべてやっていて、私はアンディのトレーナーをしていた」「アンディは健在で、私の友人がアンディを自宅に引き取り、子供たちが彼の名前をウィックに変えてくれた」と語っている。
また、キムはウィックが『ジョン・ウィック:パラベラム』の撮影中にニューヨークの撮影現場を訪ねてきたことも明かした。ウィックがキアヌと再会できたことは、キアヌにとっても、『ジョン・ウィック』のスタッフにとっても嬉しい出来事だったに違いない。
米USA Todayのインタビューに答えたクラシンスキー監督は、「彼(ウィック)はその目であなたをメロメロにしてしまいます。彼はまた、おとなしいです。彼とキアヌはすぐに意気投合しました。でも、この子犬を愛さない人はいないでしょう?」と答えていた。(フロントロウ編集部)