『マトリックス』最新作の撮影現場で、制作陣がこだわったことを聞くと、作品への期待がさらに高まる!(フロントロウ編集部)

公開が待たれる『マトリックス』4作目

 20世紀末の世界に衝撃を与えたSF映画『マトリックス』の4作目が、約20年ぶりに制作されている。2019年に制作が発表された際にファンを喜ばせたのは、3部作を手掛けたラナ・ウォシャウスキー、ネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティー役のキャリー・アン・モスの続投。『マトリックス』シリーズのカギとなる人物たちが再集結することで、新作のクオリティに期待が寄せられている。

 一方で、新キャストとして豪華な面々も集まっており、ニール・パトリック・ハリスやプリヤンカー・チョープラー、ヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世やジェシカ・ヘンウィックなどが出演する。

画像: ⓒROADSHOW FILM LIMITED / Album/Newscom

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『マトリックス4』、撮影でのこだわり

 撮影は2020年11月上旬頃に無事終了したけれど、新型コロナウイルスの影響もあってか、アメリカのサンフランシスコで行なわれていた撮影は、ドイツのベルリンに移った。そして、撮影現場で新キャストの姿が目撃されたことはほとんどなかったけれど、ニールが、キアヌやキャリーとともにドイツ入りするところは目撃されていた。

 そんなニールが、米Varityのインタビューで明かした撮影の様子が、ファンにはたまらない!

 「急ピッチで撮影したり、自然光を使って撮影したりと、ラナはベストな状態だったから、大きなものとは感じなかったな。雲が開けるのを1時間待って、その後急いで撮影したりした。もしくは、数ページ分を30分のうちに撮影し、完了したりね」

画像: ドイツ入りした際のニール・パトリック・ハリス。

ドイツ入りした際のニール・パトリック・ハリス。

 ベストな撮影環境を待ち、一気に撮影する。しかも自然光にこだわったシーンがあるというのは、『マトリックス レボリューションズ』の最後に映された美しいシーンを思い出すというもの。さらにニールは、撮影におけるウォシャウスキー監督のこだわりについて、こう分析した。

 「大作というのはストーリーボードやアニマティックが完璧に作られていて、撮影ごとにチェックするものだと思いがちだ。でも、彼女はそれを過去に3度やっていて、今回は自分のやり方でやりたいんじゃないかと思うよ。大作をやるうえでそう感じることは少ないけれど、彼女は現場を非常に仲睦まじいものにしてくれたからね」

新キャストたちが語る『マトリックス4』

 本作の悪役ではないかと予想されていたニールだけれど、自分の役柄は小さなものであるとしており、「遠くから作品を見て、その大部分を見て、それがどう動いてるのか、その仕組みみたいなものを見れたことは、ただただ楽しかったよ」と、ある程度離れたところから制作に参加できたことを喜んでいた。

 一方でワイヤーアクションには挑戦したのか、「僕はいつも、ワイヤーとかを使うようなアクション巨編に主演してみたかったんだけど、これは悪くなかった。それに感心して、ちょっとだけでも遊んでみるっていうのは、話には関係ないけど楽しいことだった」としている。

 そして、ファンの期待通り、ニールも本作について「大きな画面で見られるべきもの」としており、その映像は前3部作に劣らないことは確か。それどころか、“映像改革”がふたたび起こる可能性もあり、新キャストのジェシカは、「ラナは、前(3部作の頃)にある種のスタイルを作り上げたように、技術的な面でもすごく興味深いことをしてる。彼女はこの作品で、ふたたび業界を変えると思う。これまでに見たことがないカメラの使い方をしてるし」と語っている。(フロントロウ編集部)

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