ディズニー実写版『ピノキオ』のジミニ―・クリケット役が決定!
ディズニーが制作し、トム・ハンクスがゼペットじいさん役を演じる実写版映画『ピノキオ』で、ピノキオの相棒であるコオロギのジミニ―・クリケットを演じる俳優が決定したことが発表された。
ゼペットじいさんによって作り出された人形であるピノキオに“良心”を教える重要な役割を担うジミニ―。
ピノキオにとっては、相棒であり保護者のような存在でもあるジミニ―は、物語においても重要なキーパーソンとなるが、そんなジミニ―役に映画『(500)日のサマー』や『LOOPER/ルーパー』、『スノーデン』への主演で知られるジョセフ・ゴードン=レヴィットがキャスティングされたと米The Hollywood Reporterが報じた。
美しい声の持ち主で、1940年公開のディズニーアニメ『ピノキオ』では、劇中歌「困ったときには口笛を」を披露するシーンもあるジミニ―。
実写版に歌唱シーンが含まれるかどうかは現時点では明かされていないが、ジョセフはシンガーとして音楽活動も行なっており、歌唱力も抜群。それに、どことなくジミニ―と風貌も似ている?
ちなみに、現在、原作であるカルロ・コッローディの児童文学作品『ピノッキオの冒険』を題材とした、もう1本の別の実写映画『ピノキオ(原題)』の制作が進めらている。映画『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督がメガホンをとり、すでにポストプロダクションに入っているこちらの作品では、『スター・ウォーズ』シリーズのユアン・マクレガーがジミニ―・クリケットを演じる。
そのほかにも、ティルダ・スウィントンやケイト・ブランシェットといった実力派のキャストが名を連ねるけれど、ディズニーの実写版『ピノキオ』とはまったく別の作品なので、混同しないようご注意を。
実写とビジュアルエフェクトの融合 そのほかのキャストも発表
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』のロバート・ゼメキス監督が手がけるディズニーの実写映画『ピノキオ』は、実写とビジュアルエフェクト(視覚効果)を融合させた作品に。
The Hollywood Reporterは、ジミニ―役にジョセフが決定したのと同時に、ゼペットじいさんの願いでピノキオに命を吹き込む妖精ブルー・フェアリー役に映画『ハリエット』のシンシア・エリヴォが、ピノキオの声優には現在11歳の子役ベンジャミン・エヴァン・エインズワースが決定したと報道。
さらに、ピノキオを騙すキツネの詐欺師オネスト・ジョンの声には映画『ザ・プロム』のキーガン=マイケル・キー、アニメには登場しない新キャラクター、カモメのソフィアの声には『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』のロレイン・ブラッコが決定したとも伝えている。
悪役の1人である馬車屋の親父コーチマン役には、実写版『美女と野獣』で悪役ガストンを演じた俳優のルーク・エヴァンスがキャスティングされたことが、今年1月末にすでに伝えられていた。
2018年頃から制作のウワサが伝えられていた同作は、3月からようやくイギリスで撮影が開始。時期は未定だが、ディズニーのストリーミングサービスであるディズニープラス(Disney+)で配信されることが発表されている。(フロントロウ編集部)