15歳の時に水着姿を隠し撮りされ、“性の対象”にされたセレーナ・ゴメスが長年正気を保つためにしていたことが切ない。(フロントロウ編集部)

ディズニーチャンネルスターとしてブレイク

 シンガーや俳優、プロデューサーなどマルチに活躍する一方、昨年9月に自身肝いりのコスメブランド「Rare Beaty(レア・ビューティー)」を立ち上げるなど、新たな一面も開花させつつあるセレーナ・ゴメス

 そんな彼女を一躍有名にしたのは、13歳の時から約5年間にわたって主演を務めたディズニー・チャンネルのオリジナルドラマ『ウェイバリー通りのウィザードたち』。この作品がきっかけで大ブレイクしたセレーナは、ディズニー・チャンネル・スターとしてティーンから絶大な支持を得る存在となった。

画像: ディズニーチャンネルスターとしてブレイク

 しかし、当時、まだ10代半ばだったセレーナは注目を浴びることになかなか慣れず、ストレスを感じることも少なくなかったという。とくに、彼女を悩ませたのはパパラッチの存在だった。セレーナが米Vogueのインタビューで語った話によると、彼女が15歳を迎えた頃から『ウェイバリー通りのウィザードたち』の撮影現場にパパラッチが姿を現すようになったそうで、劇中で兄弟役を演じるデヴィッド・ヘンリーとジェイク・オースティンの2人が盾になってくれたことも。

性的な対象にされても受け流すしかなかった

 そして、15歳で売れっ子になったセレーナは、この時すでに性的な対象となっていた。パパラッチが現れたのはドラマの撮影現場だけではなかったそうで、プライベートで親戚とビーチで遊んでいる時にもカメラを向けられたと話す。

 「親戚が遊びに来てビーチに行った時、遠くで大人の男性がカメラを持って、15歳の女の子(※セレーナ)の水着姿を撮影していたのを覚えてる。侵害された気分になった」

 セレーナはかつて英Business of Fashionのインタビューでも、この時のことを振り返って、「みんな本当の私が誰か知らなかったと思う。侵害されたと感じたし、とにかく嫌で理解することもできなかった。同時にすごく奇妙なことでもあった。だって私はまだとても若かったのに対して、写真を撮っていた人たちは立派な成人男性だったんだから。その時沸き出てきた感情が嫌でしかたなかった」と語っている。

画像: 性的な対象にされても受け流すしかなかった

 しかし、あの頃のセレーナにはそれを受け流すしかなかったという。いい歳した大人の男性が15歳の少女の水着姿を隠し撮りする状況を侵略的だと認識していたが、セレーナの性格上、またディズニーチャンネルスターという立場上、無条件に感謝し、平静を装い、輝き続ける必要があった。

 若くして成功したことで天狗になる同年代のスターも少なくないなか、“優等生”として知られていたセレーナは、周りの大人たちが自分に対して誤った行いをするなか、自分が正しい行いをすることでそのバランスを保っていたそうで、「私は自分が正気を保つために、人に正しいことを言うことに何年も費やしてきた」と言うと、続けて「私ったらかなりの八方美人だね。でもこの仕事をしている以上、それ以外の選択肢はない」とちょっぴり切ない言葉を口にした。

今の願いは“まっさらな状態”に戻ること

 その後、俳優だけでなく、シンガーとしても成功を収め、誰もが知る存在となったセレーナが今、心から願っていることがあるという。それは“まっさらな状態”に戻ること。パパラッチに追い回されていたことはともかくとして、『ウェイバリー通りのウィザードたち』に出演していた頃の彼女は、もっと自分の人生がシンプルに感じられたと語る。 

画像: 今の願いは“まっさらな状態”に戻ること

 とくに、“誰かに愛される”という点で、純粋にそれを感じ取ることができたそうで、「(『ウェイバリー通りのウィザードたち』の共演者たちは)私のことを心から愛してくれた。そして、彼らは今も愛してくれている。けれど、(これから会う人とは)もうそんな関係を築くことはできないと思う。誰かと出会って、その人が私のことを心から愛してくれるかはわからない」と言うと、「やり直したい。すべてを新しくたい。まっさらな状態の自分を誰かに愛してほしい」と密かな願望を明かした。(フロントロウ編集部)

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