音楽活動からの「引退」を考えていると明かしたセレーナ・ゴメス
俳優やプロデューサーとしての仕事と並行して歌手活動を行なってきたセレーナ・ゴメスは、米Vogue4月号のインタビューで、じつは、音楽活動を引退しようかと悩んでいると吐露。
「真剣に自分のことを受け止めてくれない人たちがいるなかで、音楽をやり続けていくのは大変なんだ。『何のためにやってるんだろう?』『どうして私は(音楽を)やり続けてるんだろう?』って感じたことが今まで何度もある」と話し、2019年に自信を持ってリリースした楽曲「Lose You to Love Me(ルーズ・ユー・トゥー・ラブ・ミー)」でさえも、世間からは自分が期待していたような評価は得られなかったとこう続けた。
「『Lose You to Love Me』は自分が今まで出した中で最高の曲だと思ってた。でも、一部の人たちにとっては、それでもまだ充分じゃなかった。自分の音楽を楽しんでくれる人たちがたくさんいるのは知ってる。それには本当に感謝してるし、その人たちのために頑張ろって思うけど、次にアルバムを出す時は、今までとは違うものになると思う。音楽活動を引退する前の最後の挑戦にしたい」。
セレーナは、同じインタビューの中で、「演技の仕事にもっと本格的に取り組んでみたいな」と、音楽活動から身を引こうと考えているもう1つの理由をコメント。
次のアルバムが引退前の最後の作品となるかもしれない、とほのめかしたセレーナの告白にファンたちは大きなショックを受け、SNS上では「やめないで!」、「ちゃんと評価している人はいる」とセレーナに宛てて音楽活動を続けて欲しいと訴える声が相次いだ。
カーディ・B「セレーナは引退するべきじゃない」
ネット上の騒ぎを聞きつけたのか、歯に衣着せぬ物言いで“ご意見番”となりつつあるラッパーのカーディ・Bが、セレーナの音楽活動引退に関して一石を投じた。
2018年にDJスネーク、オズナとともにセレーナとコラボして「Taki Taki(タキ・タキ)」をリリースしたカーディ。同楽曲のレコーディングやMV撮影を通して、セレーナと親しくなったカーディは、「本当に優しい子」だというセレーナの人柄を高く評価しながら、こうツイートした。
「私はセレーナは引退するべきじゃない思う。彼女は良い音楽を作ってるし、ファンにだって愛されてる。あともう一時代必要なんじゃないかな。エッジーでこれまでの印象を覆すようなさ。私でよければ、アドバイスしてあげたい」
カーディが考えるセレーナに必要なもの
これにあるユーザーが「セレーナが『濡れたアソコが…』って歌ってるところを想像してみてよ(笑)」と、カーディが同じくラッパーのメーガン・ジー・スタリオンとのコラボで大ヒットさせた、大胆な歌詞が話題の楽曲「WAP」の一節を引用して返信すると、カーディは「アイコニックじゃん」と、“女性が性的なことを歌って何が悪い”という態度をつねに取り続けている彼女らしく返答。
続けて、「私はセレーナのことが好き。彼女のことは守りたくなる。だって、面と向かって会っても本当に優しい子だから。セレブはいつだってこき下ろされるけど、彼女はそういう扱いを受けるには良い子すぎる。(音楽活動を)辞めたければ辞めればいいと思う。でも、彼女がそう望むならそうするべきなだけであって、文句を言う奴らのせいで辞めるっていうのは違うと思う」とコメントした。
最後に「でも、“バッドビッチ時代”は必要だと思う。『私は親切で優しい女の子だけど、リッチでバッドなビッチでもあるんだよ』みたいな」と、セレーナに必要なのは、やっぱりちょっとワルい感じを出していくことだと持論を語ったカーディ。
もしもセレーナが本当にカーディにアドバイスをもらったとしたら、かなりの路線変更になりそうだけど、カーディの言うように“ワルいセレーナ”も見てみたいかも。(フロントロウ編集部)