テイラー・スウィフトが「ワイルデスト・ドリーム」の再録版をお披露目
ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデ、デミ・ロヴァートといった人気アーティストたちをクライアントにもつ音楽マネージャーのスクーター・ブラウンとの原盤権買収・売却騒動をめぐり、デビューから2018年のレーベル移籍までにリリースした6作のアルバムの再レコーディングを決行しているテイラー・スウィフト。
2021年のバレンタインデーに先立ち、2008年のヒット曲「ラヴ・ストーリー(Love Story)」を新たにレコーディングし直した「ラヴ・ストーリー(テイラーズ・バージョン)」をリリースしたテイラーが、今度は、2014年のアルバム『1989』に収録された人気曲「ワイルデスト・ドリームズ(Wildest Dreams)」の再録版の一部をお披露目した。
2014年にリリースされた「ワイルデスト・ドリーム」のMV。
「ラヴ・ストーリー(テイラーズ・バージョン)」の先出しには、友人で俳優のブレイク・ライブリーの夫のライアン・レイノルズがプロデュースした恋愛・結婚マッチングサービスのマッチ・ドットコム(Match.com)のおもしろCMをチョイスしたテイラー。
「ワイルデスト・ドリームズ(テイラーズ・バージョン)」に選んだのは、6月に全米での劇場公開が予定されているアニメ映画『Spirit Untamed(原題)』の予告編だった。
— V (@VirtualShowz) March 12, 2021
あの「元カレ」が出演している
2002年に公開されたドリームワークス製作のアニメ映画『きれいな涙 スピリット』と、Netflixで配信されているアニメシリーズ『スピリット:自由に駆け抜けて』の続編である『Sprit Untamed』には、じつは、テイラーがかつて交際していた元恋人が声の出演をしている。
その元カレとは、テイラーが、21歳だった2010年の10月から2011年の3月まで約5カ月間交際した俳優のジェイク・ギレンホール。
テイラーのコアなファンたちからカルト的に支持されている楽曲「オール・トゥー・ウェル(All Too Well)」で歌われるツラい失恋を綴った歌詞は、ジェイクとの恋の終わりにインスピレーションを得て書かれたものだとウワサされている。
ジェイクは『Sprit Untamed』で、映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』のイザベラ・メルセード(旧芸名:イザベラ・モナ―)が演じる主人公の少女ラッキーの父親の声を担当。
『Sprit Untamed』に「ワイルデスト・ドリーム(テイラーズ・バージョン)」がフィーチャーされたことで、思いがけない形でテイラーとジェイクの“プチ共演”が実現したとファンたちがちょっぴりざわついている。
すべての決断が緻密な熟考のもとで下されていることで知られるテイラー。元恋人が参加している作品に自身の楽曲が使用されることを許可した背景には、何か彼女なりの考えがあるのだろうか?
『Sprit Untamed』の予告編をインスタグラムストーリーでシェアしたテイラーは「最新トレーラーに『ワイルデスト・ドリーム(テイラーズ・バージョン)』を使ってくれてありがとう!」とコメントを添えていた。
2014年にリリースされたバージョンよりも、さらに迫力満点でドラマティックなアレンジとなっており、テイラーの伸びやかなボーカルが爽快な「ワイルデスト・ドリーム(テイラーズ・バージョン)」。今のところリリース日は告知されていない。
ちなみに『Sprit Untamed』 の最新予告編は、記事執筆時点では同作の公式では公開されておらず、テイラーのインスタグラムストーリー限定で先行公開されたよう。ファンたちの間ではツイッターなどを通じて拡散されている。
グラミー賞の舞台で再録曲のパフォーマンスはある?
日本時間の3月15日に開催される第63回グラミー賞では、2020年7月にリリースしたアルバム『フォークロア(Folklore)』とその収録曲が、年間最優秀レコード賞、年間最優秀アルバム賞、年間最優秀楽曲賞の主要3部門を含む計6部門にノミネートされているテイラー。
コロナ禍で『フォークロア』と姉妹アルバムの『エヴァーモア(Evermore)』を一緒に制作したプロデューサーのジャック・アントノフやロックバンド、ザ・ナショナルのアーロン・デスナーらとともにパフォーマンスを行なうことが発表されているけれど、再録曲の披露はあるのか、そちらも注目ポイント。(フロントロウ編集部)