カーディ・Bがグラミー賞のステージで「WAP」を堂々披露
音楽界で最も権威ある賞と言われるグラミー賞の授賞式で、ラッパーのカーディ・Bが新曲「Up」と2020年に大ヒットを記録したメーガン・ジー・スタリオンとのコラボ曲「WAP」のパフォーマンスを披露した。
カーディの代表曲のひとつとなった「WAP」は、日本語で「濡れたアソコ」という意味の「Wet Ass Pussy」の頭文字を取ったタイトルと歌詞の内容が「卑猥すぎる」として、保守派の人たちの怒りを買うなど色々と物議を醸したことで知られる。その一方で、女性がセックスを楽しむことを歌う“セックス・ポジティブ”な楽曲である「WAP」には、女性のエンパワメントがメッセージとして込められていることもあり、フェミニズム的な観点から肯定する声も多い。
とはいえ、幅広い世代が視聴するグラミー賞の授賞式で「Wet Ass Pussy(濡れたアソコ)」という言葉をそのまま放送することはできない。曲中でこのフレーズを何度も連呼する場面をカーディとメーガンはどう乗り切ったのか?
いわゆる放送禁止用語が歌詞に含まれている場合は、問題の箇所だけ音を飛ばすといった方法で対処することが多いが、今回のパフォーマンスでは「Wet Ass Pussy」を「Wet Wet Wet」と言い換えることで放送条件をクリア。
CARDI B & MEGAN THEE STALLION - WAP AT THE #GRAMMYs
— boohoo (@boohoo) March 15, 2021
THIS IS NOT A DRILL �
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残念ながら歌詞は変更せざるをえなかったが、ステージでは100%どころか200%の力を出し切ったカーディとメーガン。巨大ベッドの上で2人で濃密な絡み合いを繰り広げたり、両足をぱっくり開いてご開帳したり、グラミー賞の歴史を塗り替える圧巻のパフォーマンスで話題をさらった。
終始ノリノリなポスト・マローンの姿が話題に
「WAP」のパフォーマンスを見てテンションが上がったのが視聴者だけではなかったようで、次にパフォーマンスを披露するために舞台袖で待機していたラッパーのポスト・マローンも、「WAP」が始まるや否や“待ってました”と言わんばかりに両手を挙げて歓迎。
DJキャレド主催のクルーズ「The Days of Summer」で一緒にヘッドライナーを務めたり、フレンチ・モンタナの楽曲「Writing on the Wall(ライティング・オン・ザ・ウォール)」でコラボしたり、カーディとは親交があることもあってポストは終始ノリノリだった。
.@PostMalone is having a grand ol' time �#GRAMMYs @RecordingAcad pic.twitter.com/ozlL9J7SLs
— GIPHY Pop (@GiphyPop) March 15, 2021
また、パフォーマンス終了後、セットの巨大ベッドに上がってカーディの健闘を称えた司会のトレバー・ノアも、「カーディとベッドに入るという夢が叶った!」と大興奮だった。(フロントロウ編集部)