ビリー・アイリッシュが2年連続で最優秀レコード賞を受賞
日本時間3月15日に第63回グラミー賞が行なわれ、ビリー・アイリッシュが「everything i wanted」で主要4部門のうちの1つ、年間最優秀レコード賞を受賞。ビリーは昨年の第62回グラミー賞で、年間最優秀アルバム賞、年間最優秀楽曲賞、最優秀新人賞を含む主要4部門を独占しており、2年連続での最優秀レコード賞受賞という快挙を達成した。
今年の年間最優秀レコード賞には他に、ビヨンセの「Black Parade」、ブラック・ピューマズの「Colors」、ダベイビーとロディー・リッチの「Rockstar」、ドージャ・キャットの「Say So」、デュア・リパの「Don't Start Now」、ポスト・マローンの「 Circles」、メーガン・ジー・スタリオンとビヨンセによる「Savage」がノミネートされていた。
「メーガンのものだと思う」とビリー・アイリッシュ
プレゼンターを務めたリンゴ・スターから受賞を告げられたビリーは、兄で同曲の共作者であるフィニアス・オコネルと共に、“嘘でしょ”と言わんばかりの表情でリアクション。
年間最優秀レコード賞はビリー・アイリッシュ!
— フロントロウ編集部 (@frontrowjp) March 15, 2021
受賞を知った瞬間のえっと後ろにのけぞった後に頭を抱える仕草が兄のフィニアスとまったく同じ所はさすがきょうだい。#グラミー賞 #GRAMMYs pic.twitter.com/0YRYEGGfrQ
ステージに登壇し、苦笑いしながら「すごく恥ずかしい」と語ったビリーは、共にノミネートされていたメーガン・ジー・スタリオンのほうを向いて、「メーガン、私はいかにあなたがこの賞に相応しいかについてのスピーチを書いてた。だけど、私を選ぶなんてありえないと思った。これは彼女のものだって」と、メーガンが受賞すべきだと思っていたと正直に告白。
「あなたこそが相応しい。あなたが過ごした1年は誰にも超えることができないものだったと思う。あなたのことがいかに大好きかって考えると、泣きたくなるくらい。あなたは本当に素敵だし、才能に溢れてる」とメーガンを称賛したビリーは、「正直、あなたに相応しいと思う。純粋に、この賞は彼女のものだよ。彼女を祝福してもいい?」と続け、メーガンに拍手をしてくれるよう参加者たちに促した。
ビリーは昨年のグラミー賞で年間最優秀アルバム賞を受賞した際にも、他のアーティストに賛辞を寄せていて、この時には、「これだけは言わせて、この賞はアリアナが受賞するべきだったと思う。(アリアナのアルバムは)ほかのどんなものよりもこの栄光を手にするべき」と、共にノミネートされていたアリアナ・グランデが受賞すべきだったと語っていた。
ビリーは今年のグラミー賞で、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に提供した「No Time to Die」で最優秀楽曲賞映画テレビ・その他映像部門を受賞。未公開映画の楽曲として初めて同賞を受賞するという快挙も達成した。(フロントロウ編集部)