『ジョン・ウィック』に大きな変化が…
4作目の撮影が2021年6月から開始される予定の『ジョン・ウィック』は、当初、4作目と5作目の撮影を同時に進めると発表されていたけれど、計画が変更され、まずは4作目の撮影だけが行なわれると見られている。
コンチネンタル・ホテルの代表であり、裏の世界で絶大な力を持つウィンストンを演じたイアン・マクシェーンも、年始に主演のキアヌ・リーブスと連絡を取り、撮影を待ち望んでいると話していた4作目だけれど、じつは、過去の3作品とかなり大きな違いがある。
これまでシリーズの脚本を担当してきたデレク・コルスタットは米Collierのインタビューで4作目と5作目について質問されると、こう答えた。
「じつは、僕は4と5には参加してないんだ」
デレク・コルスタットの思い
なんと、デレクが制作チームから外れた! 彼は、監督のチャド・スタエルスキとデヴィッド・リーチとは現在でも親しいとしながらも、「あるところまで来ると、スタジオは君に、君の創作力は卒業だと言ってくるんだよ」と話し、脚本チームに加わらなかったのは自分の決定ではないと明かした。しかし、これもまた映画業界によくあることだと言い、デレクと制作陣の間にわだかまりはないという。
「こういった契約を考えてみると、3作目は多くの人とクレジットを共有したし、みんなが僕のところに(アドバイスを求めるために)戻ってこなくてはいけないわけではない。そして、みんなはそうした。それに傷つくことはできるし、僕も20年前だったら傷ついていたかと思う。でもこの業界や、どう物事が進むかを見た時、すべてが上手くいくことを心から願うよ。別のことをしている参加者にもね。そしてそうだね、これは個人的なことだから、『ジョン・ウィック』について悪いことは絶対に言わない。この作品が生き残り、ヒットして欲しいと思ってる」
1作目が公開されてから一気に大人気シリーズとなり、オリジナルシリーズは少なくとも5作目まで制作、そして、さらに2つのスピンオフドラマのプロジェクトも進められるほどまでに成長した『ジョン・ウィック』。その成功に大きく貢献したデレクの不参加は悲しいけれど、新たな幕開けに期待。
ちなみに、『ジョン・ウィック』4作目の撮影予定地に日本も入っていることが関係者の口から明かされており、日本のファンからはより一層の熱視線が注がれている。(フロントロウ編集部)