ダヴ・キャメロンが「ロールモデル(お手本)」にしている人物はずばり“自分”。そう語る理由がとても深い。(フロントロウ編集部)

ダヴ・キャメロン、自分のロールモデルは「自分」

 インタビューでセレブたちが尋ねられることが多い質問の1つに「人生におけるあなたのロールモデル(お手本や規範にしている尊敬する人物)は誰ですか?」というものがある。

 ディズニーチャンネル出身で、ブレイク作である『ディセンダント』シリーズに出演していた頃は、おもにティーンにファンが多かった俳優兼シンガーのダヴ・キャメロンも、おそらくこれまで何百回、何千回とこの質問をされてきたと思うが、女性たちが歩んできた歴史を学ぶ3月の女性史月間(Women’s History Month)に合わせて、あらためて「あなたのロールモデルは誰? 」と尋ねられたダヴの答えが、とても感慨深いものだった。

画像1: ダヴ・キャメロン、自分のロールモデルは「自分」

 ダヴは、自分がロールモデルにしているのは「自分自身」だと回答。その理由について、米PopSugarこんな風に掘り下げた。

「まず第一に、私が一番健康的だと思う答えは、ロールモデルは自分自身だということ。みんながそれに向かって努力するべきだと思う。私にとっては“私”がロールモデル。私はこれまでずっと立ち止まらずに前進してきたし、(自分が自分のお手本だと言う事を)恥ずかしがるつもりはない。だって、それはメンタルヘルスのためでもあるから」。

「これって、自分を愛するための宣言みたいなもの。『よく頑張ってるね。色んなことがあったけど、真っ向から立ち向かってきた。困難にも負けず、よく立ち直ってきたね』って。自分に敬意を払いたい。自分自身がロールモデルだと胸を張って言えるようになれたこと自体が誇らしい」

画像2: ダヴ・キャメロン、自分のロールモデルは「自分」

 自分に驕りがあったり、過大評価しているわけではなく、自分を鼓舞する意味でも“自分自身がロールモデル“だと言いたいというダヴ。

 ダヴは、10代の頃からうつや不安障害といった心の問題に悩まされてきたことを公表しており、メンタルヘルスを第一に優先し、セルフケアを続けることの重要性を訴えてきた

 自分と向き合い続けてきたからこそ言えるダヴの答えには、考えさせられるものがある。

 ちなみにダヴは、自分以外では「クレイジーでパワフルで、想像の域を超えた魔女みたい」だという母親をロールモデルとして挙げている。母を女性として尊敬しているといい、「人生のインスピレーションの源。たくさんのことを乗り越えて来た女性で、本当に回復力が高い人なの」と語っている。(フロントロウ編集部)

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