テイラー・スウィフトが米トーク番組にリモート出演。なんだか気まずい空気が漂った司会者との掛け合いのなかには、再録アルバム第2弾にまつわるヒントがたくさん潜んでいた? またもやファンたちの推理が冴える! (フロントロウ編集部)

テイラー・スウィフト、トーク番組で気まずい空気に

 シンガーのテイラー・スウィフトは、4月9日、2008年にリリースしたセカンドアルバム『フィアレス』に新たなアレンジを加えてレコーディングし直した再録アルバム『フィアレス(テイラーズ・バージョン)』をリリース。

画像: テイラー・スウィフト、トーク番組で気まずい空気に

 音楽マネージャーのスクーター・ブラウンとの原盤権買収・売却騒動をめぐって、自身の過去の楽曲の原盤権を取り戻すべく、デビューから2018年のレーベル移籍までにリリースした計6作のアルバムの再レコーディングを決行しているテイラーにとって、“有言実行”の記念すべき1作目となる『フィアレス(テイラーズ・バージョン)』は、iTunesとAppleミュージックの全世界のアルバムチャートで早速1位に躍り出たほか、リリース後5日間におけるSpotifyでのストリーミング回数が2.2億回を突破した。

 そんなテイラーが人気トーク番組『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』にリモート出演。

 司会者のスティーヴン・コルベアは、10年以上前からテイラーの大ファンで、テイラーが13年前に『フィアレス』をリリースした際、サイン入りのCDを貰ったことを番組内で報告して大喜びしていたのだが、『フィアレス』の収録曲である「ヘイ・スティーヴン(Hey Stephen)」が自身に宛てたラブレターなのではないかと勘違いして大興奮しているというネタで笑いをとった。

画像: スティーヴン・コルベア

スティーヴン・コルベア

 『フィアレス(テイラーズ・バージョン)』にも、もちろん「ヘイ・スティーヴン」の再録バージョンが収録されているのだが、スティーヴンは、テイラーに「あれって僕のことについた曲でしょ?」と直接確認してみることに。

 すると、テイラーは断固として否定しながらも、スティーヴンの写真をコラージュしたムードボードを紹介。なぜかスティーヴンがかつてホストを務めていた番組のオフィスの住所を番地まで丸暗記していたり、スティーヴンが若い頃にバイトをしていたピザレストランの情報を知っていたりと、ストーカーさながらの執着ぶりを発揮してみせた。

 それでも「ヘイ・スティーヴン」がスティーヴンに関する曲だとは認めないテイラーに、スティーヴンがイライラしはじめ、変な空気が流れる…というシュールなやりとりには、不自然で引っかかる部分がたくさん。ネット上で動画が拡散されると「これはテイラーからの暗号に違いない!」とファンたちによる恒例の推理合戦が始まった。


再録アルバム第2弾は『1989』か しかもリリースが近い?

 テイラーはスティーヴンとの会話のなかで、番地や年齢といった数字にくわえて「シェイク・イット・オフ」や「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」といった自身の楽曲名をさらりと盛り込んだほか、「ニューヨーク」という地名を何度も口にして強調。さらに、ホラー小説界の巨匠スティーヴン・キングの名前や作品についても触れていた。

 これらの情報から、ファンたちは、再録アルバムの第2弾としてリリースされるのは、2014年にリリースした5作目のアルバム『1989』の“テイラーズ・バージョン”なのではないかという説に行きついた。

 まず、テイラーが口にした「シェイク・イット・オフ」や、ニューヨークから連想される「ウェルカム・トゥ・ニューヨーク」が『1989』の収録曲であることや、テイラーがお気に入り作品として挙げたキング氏の小説シリーズ『ダーク・タワー』が発表されたのが1989年であることが、この説が濃厚だという大きな決め手に。

 さらに、すでにアニメ映画『Spirit Untamed(原題)』の予告編で再録版の音源の一部がお披露目されている「ワイルデスト・ドリームズ」も『1989』の収録曲だということも、この説をバックアップしている。

 気になるリリース日に関しては諸説あるけれど、濃厚なのは5月13日、もしくはその翌日の14日という説。

 テイラーがスティーヴンのオフィスの番地が「513」と言っていたことや、スティーヴンの誕生日が5月13日であること、テイラーが口走ろうとしたスティーヴンの架空のソーシャルセキュリティーナンバーとスティーヴンの身長を合計すると30となり、番組の放送日から30日後も5月13日となる。

 しかし、新曲やアルバムがリリースされる曜日は金曜日が多いということもあり、5月13日はリリース告知のみで、その翌日の金曜の5月14日にリリースされるかもしれないとも予想されている。

 「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」という曲名を会話に忍ばせたことに関しても、リリース日に関する何らかの暗号である可能性が高いと見られている。

 ファンたちの推理が命中したかどうかは、今後テイラーから投下されるであろう、さらなるヒントによってわかる?

 単なる珍インタビューかと思いきや、またもや世間を唸らせる仕掛けを仕込んでいたテイラー。ちょっと複雑すぎてついて行けない…という脱落者も出そうだけど、これまで通り、伏線はちゃんと回収してくれるはず。(フロントロウ編集部)

 

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