撮影が完了していた『マトリックス』4作目の撮り直しが行なわれているよう。キアヌ・リーブスやキャリー=アン・モスの姿をキャッチした。(フロントロウ編集部)

『マトリックス4』が再撮影

 4月初めにドイツのベルリン入りしたことが確認されていたキアヌ・リーブスは、『ジョン・ウィック』4作目の撮影のために渡独していたと思われていたけれど、それまでは6月に撮影開始と報じられていたため、スケジュールが早まったのかという疑問はささやかれていた。

 しかしどうやら、2020年の6月から11月にベルリンで撮影されていた『マトリックス』4作目で撮り直しがあったよう。先日、『マトリックス』のクリエイターであるラナ・ウォシャウスキー監督、トリニティー役のキャリー=アン・モスもベルリンにいるところが確認された。

画像1: 『マトリックス4』が再撮影
画像2: 『マトリックス4』が再撮影
画像3: 『マトリックス4』が再撮影
画像4: 『マトリックス4』が再撮影

 撮影も終盤になっていた2020年10月には丸坊主になり、髭も剃り、さっぱりとした姿を見せてファンを驚かせたキアヌ。再撮影では、帽子の下に髪の毛が見えるので、ふたたび坊主にはならなかったようだけれど、髭は剃ってさっぱりとした面持ちに。

 キアヌもキャリーも、ズボンや靴にCGIのためと思われるマークを貼っていることに、『マトリックス』ファンの期待は高まらずにはいられない。

『マトリックス4』の“映像”はどうなるのか

 『マトリックス』4作目は、2021年12月に全米公開となっているけれど、この撮り直しでスケジュールに影響が出るかどうかは不明。

 とはいえ、撮り直しをするくらいウォシャウスキー監督がこの作品のクオリティにこだわっていることは、嬉しいニュースでもある。3部作の終わりから約20年が経ち、キアヌとキャリーなど、オリジナルキャストが続投するということにファンは歓喜した。そしてそれは、制作陣のなかに、ファンを裏切れないという大きなプレッシャーも作り出している。

 しかし4作目の新キャストであり、女性版ネオのようなメインキャラクターを演じたジェシカ・ヘンウィックは、過去にこんな発言をしてファンを興奮の渦に巻き込んだ。

 「ラナは、前(3部作の頃)にある種のスタイルを作り上げたように、技術的な面でもすごく興味深いことをしてる。彼女はこの作品で、ふたたび業界を変えると思う。これまでに見たことがないカメラの使い方をしてる」

 『マトリックス』の衝撃が世界を震わせた世紀末の1999年。その世界観に時代が追いついた今、4作目はどのような世界に人々を連れていくつもりなのだろうか。(フロントロウ編集部)

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