自身もメンタルヘルスに悩まされてきたことを打ち明けてきたセレーナ・ゴメスが、若者たちのメンタルヘルスを支援するためのプロジェクト「メンタルヘルス101」を新たにローンチした。(フロントロウ編集部)

セレーナ・ゴメスが「メンタルヘルス101」をローンチ

 2018年に「双極性障害」(別名「躁うつ病」)の診断を受けていたことを公表するなど、メンタルヘルスに悩まされていた経験をたびたび語ってきたシンガーで俳優のセレーナ・ゴメスが、自身がプロデュースするコスメブランド「レア・ビューティー(Rare Beauty)」の基金「レア・インパクト・ファンド(RARE IMPACT FUND)」を通じて、新たに若者たちのメンタルヘルスを支援するためのプロジェクト「メンタルヘルス101」をローンチすることを発表した。

 米現地時間4月29日にSNSに投稿された声明でセレーナは次のように述べている。「今日、メンタルヘルス101をローンチできることを嬉しく思います。私自身もメンタルヘルスに悩まされてきたので、このキャンペーンは私にとって大きな意味を持っています。若くして1人で不安や鬱に直面した時の、恐ろしさや孤独を私は身をもって知っています。もしも私が早い段階で自分のメンタルヘルスについて学べていたなら、他の教科と同じように学校で私の症状について学べていたなら、これまでの道のりは違ったものになっていたかもしれません」。

 「世の中は、メンタルヘルスが重要だということを認識する必要があります。身体の健康と同じくらい大切なことだということを、言葉だけでなく行動を通じて認識してもらいたいと思っています」とセレーナは続けている。「今、心を痛めている人たちには、あなたは1人じゃないということを知ってほしい。私は助けを求めること(で得られる力)を信じています。サポートを受けたり、メンタルヘルスについて学んだりしたことで、私の人生は変わりました。みなさんも変わることができるのです」。

 続く投稿で、セレーナは、レア・ビューティーが今年5月にこのプロジェクトのために約2,200万円(20万ドル)を寄付することも発表している。

 セレーナは昨年、新型コロナウイルスによるパンデミックで“コロナ鬱”になってしまったことを明かした際、「私は対処すべき方法で対処して、一緒にいるべき人たちと共に乗り越え、やるべきことをやり、おかしくなってしまわないよう、きちんと段階を踏んでいきました」と語り、段階を踏んで対処したことで、乗り越えることができたと語っていた。

 「メンタルヘルス101」の公式サイトでは、メンタルヘルスがなぜ重要なのかについてや、メンタルヘルスに悩みを抱えてしまった時の対処法などの説明を読むことができる(英語のみ)。(フロントロウ編集部)

 

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