キム・カーダシアン、カニエ・ウェストとの別れを語る
約7年間の結婚生活の末、2021年2月にラッパーのカニエ・ウェストとの離婚を申請したリアリティスターのキム・カーダシアン。これまで、当人たちが離婚の真相について公に語ることはなかったが、ついにキムがカニエとの別れの原因について自ら言及した。
キムがカニエとの離婚の意志を表明したのは、まもなく14年の歴史に幕を下ろそうとしているカーダシアン/ジェンナー家の面々が総出演するリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』。
ファイナルシーズンの最終回まであと1話を残したエピソードでは、一家がバケーションに出かける様子が描かれたのだが、楽しい家族とのひとときのはずなのに、キムはなんだか本調子ではないよう…。
滞在先にクッキーが用意されていたことに、「休暇中に太りたくない」という理由で怒り、ひとりで部屋に閉じこもろうとするなど、いつもは姉妹ゲンカの仲裁役のような役回りが多いキムにしては“らしくない”振る舞いを見せていた。
「私にはもう無理」
キムが些細なことで取り乱してしまったのは、じつはカニエとの夫婦関係について大きな悩みを抱えているからだと、カーダシアン家の三女でキムの妹のクロエ・カーダシアンが説明。キムはこの旅行の直前にカニエと激しい言い争いをしていた。
姉妹たちとの会話のなかで、キムは、もうこれ以上カニエとの結婚生活は続けていけないと感じていると涙ながらに告白。こう本音を語った。
「私にはもう無理。なんで何年間も同じ状況が続いているんだろう? 彼(カニエ)は毎年のように違う州に引っ越してしまう。子どもたちを育てるには、彼と一緒にいなくちゃならない。彼は素晴らしい父親だし、よくやってくれた。でも、彼には、自分のやることをすべてサポートしてくれて、どこにでもついてきて来てくれて、ワイオミング州にも一緒に移住してくれるようなパートナーが必要なんじゃないかな? 私にはそれはできない。彼は、何にでも賛成してくれて、どこにでもついてきてくれて、何でもしてくれるような妻を持つべきなんだよ」
天才肌で知られるカニエは、音楽活動と並行して、ここ数年、政界進出を企てており、2020年には、以前から宣言していたとおり実際に大統領選に出馬した。カニエはある選挙集会で、キムとの第1子ノースの妊娠がわかった際、2人の間で堕胎の可能性が話し合われたという夫婦のプライベートな情報をキムに断りもなく明かしてしまったことで問題に。世間からもバッシングを受けた。
キムはカニエが公表している双極性障害に触れ、時に発作のように問題行動に出てしまうカニエをこれからも支えていくと声明を出したけれど、彼の妻としてやっていくのはもう限界だと感じていたよう。カニエとの間にもうけた4人の子供たちのことを考えると、なんとか結婚を続けようと踏ん張ってきたものの、カニエが勝手にワイオミングに新居を構えて移住してしまったことも決定打となった。
姉妹たちとの会話では、過去に2度の離婚歴があるキムが「自分は失敗作のような気がする。私にとってはこれは3度目の結婚だった。私はまるで負け犬」と、カニエが必要とする“理想の妻”になれなかった自分を責める場面も。「もう考えるのも嫌。幸せになりたいよ…」と涙していた。
キムとの離婚後、カニエはほとんど公の場に姿を現しておらず、沈黙を貫いている。2人の離婚に関する話し合いは、結婚前に結ばれたプリナップ(婚前契約)に基づいて行われており、離婚成立まで順調に進むだろうと伝えられている。(フロントロウ編集部)
※こちらの記事はメンタルヘルスの悩みに対する偏見・差別を助長しかねない記述があったため、お詫びして修正いたします。