シンガーのリゾが、デミ・ロヴァートの「プロナウン(代名詞)」を間違えてしまったパパラッチを訂正。デミは訂正してくれたリゾへの感謝を綴った。(フロントロウ編集部)

ノンバイナリーとカミングアウトして代名詞を変更したデミ・ロヴァート

 今年5月、ノンバイナリーであることをカミングアウトして、プロナウン(代名詞)を今後「They/ Them」とすることを発表したデミ・ロヴァート。「ノンバイナリー(non-binary)」とは、男性や女性どちらにも分類・限定されないジェンダーのこと。男性と女性の両方というジェンダー・アイデンティティを持つ人もいれば、そもそも自分にはジェンダーがないという人もいる。

画像: ノンバイナリーとカミングアウトして代名詞を変更したデミ・ロヴァート

 デミは当時、ツイッターで「私の人生について、みなさんにより詳しくシェアできる今日という日を迎えられたことをとても幸せに思います。私は、自分がノンバイナリーであると自認していることを誇りをもってお知らせします。それと同時に、今後はプロナウンを『they/them』に変更します」と発表し、自身のプロナウンを「They/ Them」とするとした。

 英語では「they」という言葉は、おもに三人称複数として使われてきたけれど、主語となる人物のジェンダーが分からない場合などには単数形としても使えるという特性があり、近年、ノンバイナリーの人々のプロナウンを表す言葉としても定着してきた。

リゾが「代名詞」の誤りを指摘

 「まだ大切な人に本当の自分を見せることができていないという人たちのためにも、今回の発表をする決断をしました」として、ノンバイナリーであることとプロナウンの変更を発表したデミだったが、デミが代名詞を変更したことを把握していなかったからか、それともノンバイナリーの人のプロナウンに対する理解が低かったからか、あるパパラッチがデミに対して“she”というプロナウンを使う場面が。そして今回、シンガーのリゾがそれを訂正するという一幕があった。

画像: リゾが「代名詞」の誤りを指摘

 リゾとデミは今年10月にアメリカのニューオーリンズで開催されるジャズ・フェストで共にヘッドライナーを務めるのだが、パパラッチの1人がそのことに触れて、「デミにメッセージはある? 彼女(she)から連絡したほうがいい?」とリゾに質問。すると、リゾはすぐに代名詞の誤りに気がついたようで、「“They”だよ」と指摘。

 リゾの言葉が聞こえなかったのか、パパラッチが続けて「彼女(her)のチーム」と言うと、リゾはこちらもすぐさま「“Their”チームだよ」と訂正して、次のように続けた。「デミは“They”だよ」。

 その後、パパラッチも自身の誤りに気がついたようで、「訂正してくれてありがとう」とリゾに伝えた。

 その時の模様はこちら。

 この映像はデミ本人の目にも留まったようで、デミは映像のスクリーンショットをインスタグラムストーリーズに投稿して、「あなたはクイーンだよ。大好き。愛してる」とリゾへの感謝を綴った。

画像: ©️Demi Lovato/Instagram

©️Demi Lovato/Instagram

(フロントロウ編集部)

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