レベル・ウィルソン、30Kgの減量に成功
ブレイクのきっかけとなった映画『ピッチ・パーフェクト』では、ふくよかな体型であることがキャラクター名にも反映されたファット・エイミーを演じ、ミュージカル映画では昼間はごろごろしてばかりいるおばさん猫のジェニエニドッツを演じるなど、“おもしろプラスサイズ女優”というイメージが定着していたオーストラリア出身の俳優レベル・ウィルソン(41)は、40歳を迎えた2020年の始まりと同時にライフスタイルを改め、より健康的なボディを手に入れるため一念発起。
以前は炭水化物や甘い物ばかり食べており、1日に3000キロカロリーも摂取していたというレベルは、食生活を完全に見直してエクササイズに励み、現在までに約65ポンド(29.4キロ)の減量に成功した。
健康体を手に入れただけでなく、見た目にも大きく変化して、以前にも増しておしゃれを楽しんでいる様子のレベル。しかし、レベルがダイエットを決意したのは「外見を変えたい」という理由ではなく、妊娠するチャンスを増やしたいという切実な目的からだった。
未来の子供のことを考えて
レベルは、先日行なったインスタグラムのライブ配信中にフォロワーたちからの質問に答えたのだが、そのなかには「どうして体重を減らそうと思ったの? 」というものも。
「それはなかなか大きな質問ね。でも答えるね」と、ひと呼吸置いたレベルは、妊活を始めようと相談に訪れた病院で医師から告げられた言葉についてこう振り返った。
「妊活について調べていたときに、医師から『もっと健康だったらよりチャンスがありますよ』と言われたの。当時自分は充分健康だと思ってたから、そのコメントにはちょっと気分を害されたけど、それがきっかけだった。それから、余分な体重を落としたら、卵子凍結の成功率も上がるし、卵子の質もアップするということを知った。つまり、最初は自分のためというよりも、未来の子供のことを考えていたの」。
肥満が妊娠率を低下させる要因の1つであるというのは医学会でも確認されていて、アメリカ合衆国保健福祉省の公式サイトでも、肥満女性の体内では女性ホルモンの1つであるエストロゲンの分泌量が過多になるため、結果として排卵が抑制されてしまったり、体外受精(IVF)の成功率を下げてしまうと説明。逆に痩せすぎているのも女性ホルモンの分泌に支障が出るため望ましくなく、適正体重を保つのがベストだとされている。
レベルは今年5月、インスタグラムに妊活で思うような結果を得られなかったことを匂わせるコメントを投稿。
「不妊で悩んでいる世の女性のみなさん、私にはあなたの気持ちがわかる。宇宙のめぐり合わせというのは不思議なもので、時には理解できないこともある…。でも、暗い雲の隙間から光が差し込むことを願ってる」と子供を授かるという夢を諦めないと示唆していた。
ちなみに、過去にもダイエットに取り組んだことがあるレベルは、今回はまったくリバウンドをしていないそう。別のフォロワーから成功の秘訣を聞かれると、「適切な睡眠とウォーキング、あと、とにかく水をたくさん飲むこと。手にはいつもフィジーウォーターのボトルを握ってる。栄養バランスを整えることも重要」と答えていた。(フロントロウ編集部)