ムラになりにくいファンデの使い方
ファンデーションはキレイに塗ったつもりでも、どうしてもムラができやすいけれど、この失敗はあることが原因で起こることが多いという。その原因とは、事前のスキンケア不足。
多くのプロは、ファンデのムラを予防するにはメイク前の土台づくりが肝心だと指摘。肌に付着した汚れをオフして、その後しっかり保湿し、さらにそれが肌に浸透し終わってからメイクをスタートするのが大事だそう。
とはいえスキンケアを丁寧に取り入れていても、ムラができてしまうことも。そんなときにオススメなのが、プロが勧めるファンデーションを塗るときのコツ。フロントロウでこれまで紹介してきた、ファンデのムラを防ぐ秘訣を4つご紹介。
リキッドファンデならブラシで塗る
ファンデーションがムラになるのを防ぐカギを握るのが、塗るときのツール選び。リキッドファンデを塗るなら、ブラシを選ぶとムラになりにくいという。
もっとも適したブラシは、合成毛のブラシ。メイクアップアーティストのルディ・マイルズは、「合成毛のファンデーションブラシはなめらかに塗れて、スジが残らずシームレスに仕上がる」と説明。形状については、平型ブラシを選ぶといいそう。
パウダーファンデはカバーしたい部分を重点的に塗る
パウダータイプのファンデは、ムラができやすく、さらに均一に仕上げようとするあまり厚塗りになってしまうことも多い。でもカバーしたい部分を重点的に塗り、そこからしっかり広げることでムラなく自然に仕上がるよう。
メイクアップアーティストのニック・ルジャンは、「まずもっともカバー力が必要な部分にファンデーションを塗り、その後に上下に伸ばしながら肌全体を整えて」とアドバイス。つづけて、最後に首までファンデを伸ばすことも大切だと補足した。ちなみに、指やブラシで塗るとムラになりやすいため、スポンジを選ぶことも大事だそう。
ファンデと相性のよい下地を選ぶ
ファンデーションの前に使う化粧下地も、ファンデのムラを左右する重要なポイント。メイクアップアーティストのメアリー・アーウィンが勧めるのが、ファンデーションと相性のよい化粧下地を選ぶこと。
メアリーによると、シリコンをベースにした化粧下地と水をベースにしたファンデーションを合わせてしまうと、2つの成分がうまく混ざらず肌の上で分離することがあるそう。ファンデーションのムラが気になるときには、手持ちの下地の成分をチェックしてみるといいかも。
三角形のツールを使う
目や鼻のまわりなどのキワは、ファンデをうまく塗りにくいためとくにムラができやすい部分。そんなキワでもキレイに塗れるアイテムとしてプロがイチオシしているのは、三角形のブラシやスポンジ。
米コスメブランド「フーダ・ビューティー(Huda Beauty)」の創業者であるフーダ・カタンのオススメは、トライアングル型のファンデーションブラシ、そしてコスメブランド「ボビイ ブラウン」の創業者であり大御所メイクアップアーティストであるボビイ・ブラウンは、三角形のスポンジをオススメ。
フーダはトライアングル型ブラシについて、「鼻まわりや手では塗りにくい細かい部分にもしっかり塗れてシームレスな肌に仕上がるから、ベースメイクには欠かせない」と絶賛。三角形のツールを使うだけで、ムラのない均一な仕上がりをゲットできるそう。
ファンデーションのムラが気になるなら、プロが明かしたコツを実践して、その仕上がりを見比べてみては。(フロントロウ編集部)