今年5月にリリースしたデビューアルバム『サワー』の収録曲に複数の盗作疑惑が浮上したオリヴィア・ロドリゴが、一連の騒動について初めて口を開いた。(フロントロウ編集部)

『サワー』収録曲に盗作疑惑が浮上したオリヴィア・ロドリゴ

 今年5月にリリースした待望のデビューアルバム『サワー』に収録されている楽曲をめぐり、複数の盗作疑惑が浮上することとなったオリヴィア・ロドリゴ(18)。

画像: 『サワー』収録曲に盗作疑惑が浮上したオリヴィア・ロドリゴ

 オリヴィアはアルバムをリリース後、セカンドシングル「deja vu」にテイラーの「Cruel Summer」が影響を与えていたとして、「Cruel Summer」のソングライターであるテイラー・スウィフトとジャック・アントノフ(37)、セイント・ヴィンセント(38)の3人を、「deja vu」のソングライターとして新たに追加

 さらには、その後、サードシングル「good 4 u」についても、 パラモアが2007年にリリースしたシングル「Misery Business」との類似性が指摘されていたなかで、「good 4 u」のソングライターとして、「Misery Business」を書いたパラモアのヘイリー・ウィリアムスと、元メンバーのジョシュ・ファロを新たにクレジットに加えた。

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オリヴィア・ロドリゴが盗作疑惑について口を開く

 これまで、『サワー』収録曲に向けられた盗作疑惑については口を開いてこなかったオリヴィアだったが、今回、米Teen Vogueとの最新インタビューで初めて一連の騒動について言及。そのなかで、オリヴィアは「自分の感情についての曲を書くことはいつだって簡単で、私にとって楽しいことだったけど、音楽のビジネスの側面に関しては、学ぶのが難しいと感じている」と語り、著作権などの音楽のビジネス面については今も勉強しているところだと明かした。

画像: オリヴィア・ロドリゴが盗作疑惑について口を開く

 「今年、私はそうしたなかで成長しているけど、私は、自分が大好きだから音楽を書いているということは忘れないようにしている。音楽を作れていることや、ソングライターやパフォーマーとして生計を立てられていることを幸運に思っている。最終的には、そこまで私と直結することではないと感じるから」と続けて語ったオリヴィア。

 米Teen Vogueによれば、インタビューは数回に分けて行なわれたといい、最初のインタビューでは言葉を選びながら騒動について言及したオリヴィアだったが、その数日後に行なわれたインタビューでは、「ガッカリするのは、人々が脈絡を無視して、若い女性の作品の信用を傷つけてしまうこと」と、よりハッキリと盗作疑惑についてコメント。具体的に「good 4 u」の名前を挙げながら、同曲はあくまで自然に浮かんできたものだとして、次のように続けた。

 「究極的には、私は自分の仕事はソングライターだってことに誇りを持っているし、喜んでそう言う。音楽はそれぞれが影響し合っている。言うまでもなく、私が書く歌詞は心から浮かんできたものだし、私の人生が最初のベースになっている。『good 4 u』の歌詞は、ある朝にシャワーを浴びている時に浮かんできたものなの」。

 「音楽の美しいところは、過去にリリースされた音楽からインスピレーションを受ける可能性があるというところ」とオリヴィアは米Teen Vogueに語っている。

 「すべてのアーティストたちが、自分よりも過去に出てきたアーティストから影響を受けている。それって楽しいことだし、美しい共有のプロセスだと思う。音楽に、完全に新しいものなんて存在しない。あらゆる曲が、4つのコードで構成されているし」と、あらゆる音楽が過去の作品からの影響を受けているはずだとして、次のように続けた。「楽しいのは、そこから自分自身のオリジナルを作ろうとする試み」。(フロントロウ編集部)

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