ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のスタンフォード役で知られる俳優のウィリー・ガーソンの病について最初から知っていたのは、キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーだけだったこと明らかに。(フロントロウ編集部)

主演のサラ・ジェシカ・パーカーだけ病のことを聞かされていた

 ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の続編『And Just Like That...(アンド・ジャスト・ライク・ザット…)』に、前作に続きミランダ役で出演する俳優のシンシア・ニクソンが、今年9月にすい臓がんで亡くなったスタンフォード役の俳優ウィリー・ガーソンについて、米Deadlineのインタビューで語った。

 シンシアは「ウィリー・ガーソンの死はまったくもって予期せぬことで、未知のことだった」と言うと、こう続けた。

 「撮影中、彼が病気であることを知っていたのはサラ・ジェシカ・パーカーだけで、事態が深刻になって初めて私たちにも知らされた。ありがたいことに、彼が病気になる前だけでなく、病気になった後も一緒に撮影することができたから、彼の相談に乗ったり、話を聞いたりすることができた。お互いに隠し事をしないというのは、私たちにとってとても重要なことで、彼にとっても重要なことだったと思う」

 ウィリーの病については、ミスター・ビッグ役のクリス・ノースも英The Guardianのインタビューで、「(病気のことを)ほとんどの人たちが知らなかった。彼と最後に会ったのは、(『And Just Like That...』の)撮影現場だった。自分のことを責めてるよ。そのとき彼とあまり話すことができなかったから。彼は本当に愉快でおもしろい人だった。心が痛むとしか言いようがない」と語っていた。

画像: 『And Just Like That...』の撮影に参加したウィリー・ガーソン。隣には、サラ・ジェシカ・パーカーやマリオ・カントーネ、デビッド・エイゲンバーグ、シンシア・ニクソンの姿も。

『And Just Like That...』の撮影に参加したウィリー・ガーソン。隣には、サラ・ジェシカ・パーカーやマリオ・カントーネ、デビッド・エイゲンバーグ、シンシア・ニクソンの姿も。

 ちなみに、シンシアの発言にもあったが、生前、ウィリーは『And Just Like That...』の撮影に参加しており、実際、キャリー役のサラやアンソニー役のマリオ・カントーネらと一緒に撮影に臨む姿を目撃されている。すでに撮影済みの分は続編で使用されることになっているようだが、今後、スタンフォードの不在をどのように扱うのかはまだ明らかにされていない。(フロントロウ編集部)

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