謙虚に生きるキアヌ・リーブス
数十年と第一線で活躍し続けるハリウッドスターでありながら、同じ服を着続けたり、何億円もの寄付をしたり、ホームレスの人々とも仲良くなったりと、傲慢さがない性格で尊敬されるキアヌ・リーブス。
キアヌともなれば、映画1本への出演料も数億円単位だが、彼はこの高額なギャラについて、かなり控えめな感情を抱いているという。米Page Sixに、キアヌの友人がこんなコメントをした。
「彼はそのことを少し恥ずかしいとさえ感じていますよ」
キアヌに支払われる賃金が高いのは、彼の評価がそれだけ高いということ。とはいえ、その金額が一般的な賃金とは比べ物にならないほどの高額さであることは確か。
だからこそキアヌは、そのお金を他の人とシェアするために使ってきた。彼が映画制作のスタッフたちに様々な物をプレゼントしたり、いろいろな寄付活動を行なってきたことは有名だが、彼の友人によると、世間に知られているのはその一部だけだという。
「ほとんどの人が気づいているよりも多くのお金を、キアヌは人々のために使い、寄付しているんです。彼は自分がどれだけラッキーかを知っています。他のハリウッドスターとは違って、彼はそれを当然のこととは思っていません」
全員から愛されるキアヌ・リーブス
有名人が世間に知られている顔はもちろん一部であり、良くない面を持つ人もいる。しかしキアヌは、どこまでいってもキアヌなのか…。
さらに米Page Sixは、キアヌと働いたことがあるというキャスティングディレクターの話を伝えた。
「キアヌが60もの映画に主演している理由は、観客はもちろんのこと、監督たちも彼が大好きで、共演者たちも彼が大好きで、スタッフたちも彼が大好きだからですよ。彼はいつでも準備万端で、いつでも時間通りです。思いやりがあり、コミュニケーションも取りやすく、心づかいをする。彼はみんなの名前を知っているし、全員と会話をしたことがあります」
キアヌはそのギャラを衣装チームやVFXチームに分けたことがあれば、スタントチームにロレックスをプレゼントしたこともある。また、仲間たちを出演作のプレミアに招待し、ホテルや食事を用意したことも。
キアヌはとくにスタントチームと親しくしており、一緒に旅行に行くほど。だからこそ、やはり世界のスタントダブルたちはキアヌと一緒に働きたいと思っているよう。ハリウッドの制作現場からは、こんな証言が出てきた。
「信じてください。スタントの人間たちは全員キアヌと一緒に仕事がしたくて必死ですよ。彼からのプレゼントとかだけではなく、彼がスタントたちを真剣に捉え、スタントたちのサポートと献身があってこそ自分の成功があるとしているからです。スタントダブルやファイト・トレーナーたちは、そういった名誉を受けることはほとんどないですから」
関係者がここまで口をそろえて絶賛する人物は、なかなかいない。キアヌの“良い人伝説”は続く…。
(フロントロウ編集部)