シム・リウが新型コロナワクチン接種の必要性を訴える
MCU初のアジア系ヒーローを主人公にした映画『シャン・チー／テン・リングスの伝説』の主演俳優として知られるシム・リウが、昨年、祖父母が新型コロナウイルスに感染して亡くなったことを明かすと同時に、自身も約2週間前にブレイクスルー感染したことをツイッターで報告した。
「昨年、新型コロナウイルスで祖父母を亡くしました。2人ともワクチンを待っているところでした。私も約2週間前に新型コロナウイルスに感染しましたが、幸いにも2回の接種とブースター接種（追加接種）を終えていたので、風邪のような症状ですみました」
I lost my grandparents to COVID last year. They were still waiting for their vaccines. I'm fortunate to have been double-vaccinated and boosted when I got COVID 2 weeks ago. Felt like a cold.
— Simu Liu (刘思慕) (@SimuLiu) January 28, 2022
The media needs to stop spotlighting opinions that are not rooted in facts or science.
新型コロナウイルスに感染するも軽症ですんだのはワクチンのおかげだと考えるシムは、「メディアは、事実に基づいていないまたは科学的根拠のない意見にスポットライトを当てることをやめるべきです」ときっぱり。さらに、「私はカナダユニセフ協会の大使として、世界中の恵まれない家庭にワクチンを届ける同団体の活動を目の当たりにしてきました。ワクチンの配送や保管が問題にならない場所に住んでいる私たちが、いかに幸運であるかを思い知らされます。（恵まれた環境にいる人たちは）どうかお願いですからそのことに感謝してください」と続けた。
ちなみに、今回、シムがこういった内容の投稿をしたのは、先日ワシントンD.C.で開催されたワクチン接種の義務化に反対する人たちの集会に参加し、そのことをSNSで発信したマーベル俳優のエヴァンジェリン・リリーに反発してのことだと思われる。シムだけでなく、映画『アントマン』シリーズでエヴァンジェリンと共演する俳優のデヴィッド・ダストマルチャンも、「大きなプラットフォームを持つ人々が、そのプラットフォームを使って無責任なことを共有するのはとても残念なことです」とツイートしている。（フロントロウ編集部）
