ラッパーとして高い地位を確立しているエイサップ・ロッキー
本名をラキム・メイヤーズというエイサップ・ロッキーは、1988年10月3日に米ニューヨークのマンハッタンで生まれた現在33歳のラッパー。
エイサップがラップを始めたのは9歳の頃。彼は複雑な幼少期を過ごしており、12歳だった時に父親が薬物を売った罪で投獄。13歳の時には、兄のリッキーが射殺されるという出来事も経験し、一時、家族でホームレスとなってシェルターで暮らしていたこともあったという。
エイサップは2007年にヒップホップ・コレクティブであるエイサップ・モブにクルーとして加入。エイサップ・ロッキーとしての活動をスタートさせ、2011年10月にリリースし、高い評価を得たデビュー・ミックステープ『Live. Love. A$AP(リヴ・ラヴ・エイサップ)』をきっかけにメジャーレーベルとの契約に繋がり、ブレイクを果たした。
エイサップはヒップホップシーンでも注目の存在となり、2012年には、ケンドリック・ラマーと共にドレイクのツアーでサポートアクトに抜擢されるなど、メインストリームで活躍の場を広げていく。2013年に満を持してリリースしたファーストアルバム『ロング・リヴ・エイサップ』は、米Billboardの全米アルバムチャートで見事に1位を獲得。同作に収録された、ドレイクやケンドリックも参加したシングル「F**kin' Problems」は、グラミー賞の最優秀ラップソング賞にもノミネートされた。
その後、エイサップは2015年にセカンドアルバム『アット・ロング・ラスト・エイサップ』を、2018年にサードアルバム『テスティング』をリリース。そんな彼が参加した最新の楽曲は、日本人アーティストでデザイナーのNIGOによる「Arya」となっている。
エイサップ・ロッキーはファッションアイコンでもある
NIGOといえば、先日、彼がクリエイティブ・ディレクターに就任して以来初となるケンゾー(KENZO)のショーに、カニエ・ウェストら大勢のセレブたちが駆けつけて話題になったが、エイサップはそんなNIGOとも交流があるように、ファッションアイコンとしても引っ張りだこな存在。
エイサップはこれまで、ディオール オム(Dior Homme)やカルバン・クライン(Calvin Klein)などのショーでモデルを務めてきたほか、ゲス(Guess)やJW アンダーソン(JW Anderson)などとコラボコレクションを発表してきている。
リアーナとは長年の友人同士だった
そんなエイサップと、同じ1988年生まれの同い年であるリアーナ(33)との交友関係は歴史が長く、元々は友人同士で、2012年にエイサップがリアーナの「Cockiness(Love It)」のリミックスに参加する形で初コラボ。2013年には、エイサップがリアーナの『ダイヤモンズ』北米ツアーでオープニングアクトを務めた。
2人はプライベートでも仲が良かったため、過去にも何度も交際が噂されてきたのだが、そんな2人の交際の噂が本格化し始めたのが、2020年1月、リアーナが以前に交際していた大富豪のハッサン・ジャミールと破局した時。この時、リアーナに破局報道が出た日にエイサップが一緒にいたことが報じられて、2人の交際説が再浮上することとなった。
そんな中、2020年8月に米GQのインタビュー企画に2人が揃って登場。リアーナから「私と仕事をする上で最も難しいことは?」と訊かれたエイサップは、こう答えた。
「君と仕事をする上で最も難しいのは、笑っちゃって脱線しちゃうところだよ。(君との会話は)コメディのような感じだからね。それが最も難しいところ。クールでいなきゃだけど、笑わずにはいられないんだ。でも、楽しかったよ。楽しみすぎてしまうところが、難しいところ。仕事だったことすら忘れてしまうんだ」
その後、2020年12月にエイサップとリアーナが米ニューヨークで2人きりでデートを楽しんでいるところが激写されて、2人の交際は確実と噂されることに。そして翌年5月、エイサップが米GQとのインタビューの中で、リアーナとの交際を公にした。
インタビューのなかで、エイサップはリアーナへの愛を包み隠さずに語っており、彼女を「ラブ・オブ・マイ・ライフ(人生最大の愛)」「マイ・レイディ」と呼んだ上で、「誰かと真剣交際するのってどう? 」という質問には、「最高だよ。とくに、この人だっていう人と一緒だとね。彼女は1人でほかの100人の女性に匹敵すると思う」と、リアーナを大絶賛した。
2021年7月には、2人が一緒にミュージックビデオを撮っている現場も撮影されることに。ビデオについての詳細は明らかになっていないが、コラボ曲となれば、交際が発覚してからは初のコラボとなる。
そして今回、パパラッチの写真を通じて第1子の妊娠を発表した2人。ちなみに、リアーナは2020年3月、32歳だった時に応じた英Vogueとのインタビューで、10年後には家庭を持っていたいという思いを語っていた。
(フロントロウ編集部)