ラッパーのカニエ・ウェストからいわれなき非難を受けたシンガーのビリー・アイリッシュが、カニエの謝罪要求に対して冷静に反論した。(フロントロウ編集部)

ビリー・アイリッシュがカニエ・ウェストの謝罪要求に反応

 ここ最近、問題行動や問題発言が目立っているラッパーのカニエ・ウェストが、若干20歳にしてすでに輝かしい功績を残しているシンガーのビリー・アイリッシュに“言いがかり”をつけてファンをザワつかせた。

画像1: ビリー・アイリッシュがカニエ・ウェストの謝罪要求に反応

 きっかけとなったのは、ビリーのコンサートでの発言。フロントロウでもお伝えしたが、先日、ビリーのコンサートで最前列のファンが押しつぶされそうになるハプニングが発生。その様子を目にしたビリーはパフォーマンスを一時中断し、観客の救護を優先させた。カニエは、その際にビリーが口にした「私はみんなが大丈夫なのを確認してから続ける」という言葉が気に食わなかったようで、後日、自身のインスタグラムを通じてビリーにこんなメッセージを送りつけた。

 「ビリー、みんな君のことを愛している。お願いだからトラヴィスとあのコンサートで亡くなった人たちの遺族に謝ってくれ。誰もあのような事態を想定していなかった。トラヴィスはステージの下で何が起こっているのかまったくわかっていなかったし、あの出来事でとても傷ついたんだ。俺とトラヴィスはコーチェラに出る予定だけど、その前にまずビリーに謝ってもらわないといけない」

 ご存じの方も多いと思うが、昨年11月、ラッパーのトラヴィス・スコットが主催した音楽フェスティバル「アストロワールド」で、トラヴィスのパフォーマンス中にステージの前に観客が殺到し、10人が亡くなる悲劇が起きた。途中で異常を察知したトラヴィスが何度かパフォーマンスを止めるシーンがあったものの、完全に中断されるまで約40分にわたってパフォーマンスを続けたとされている。

 ビリーの発言をトラヴィスに対する嫌みと解釈したカニエは、なんとビリーに謝罪を要求。さらに、ビリーが謝ってくれないと“コーチェラに出ない”とまで示唆した。そんな大人げない態度を見せたカニエに対しビリーはいたって冷静に対応。いわれなき非難を受けてもとくに感情をむき出しにすることもなく、短い文章でこう反論した。

 「私はトラヴィスことは何も言ってない。ファンを助けただけ」

画像2: ビリー・アイリッシュがカニエ・ウェストの謝罪要求に反応

 ちなみに、カニエの“攻撃相手”はビリーだけにとどまらず、離婚協議中のキム・カーダシアンやキムの新恋人でコメディアンのピート・デヴィッドソン、付き合いが長いラッパーのキッド・カディもその対象になっている。 (フロントロウ編集部)

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