ソフィア・ジラウが新生ヴィクシーで新たな道を切り拓く
米大手ランジェリーブランドのヴィクトリアズ・シークレットの新しいキャンペーン「Love Cloud Collection(ラヴ・クラウド・コレクション)」に、ダウン症を持つモデルのソフィア・ジラウが起用された。同ブランドの広告にダウン症のモデルが抜擢されるのは初。
モデルとして第一線で活躍することを目標にプエルトリコからアメリカ本土に渡ったソフィアは、「ある日、夢を見ました。私はそのために頑張りました。そして今日、その夢が実現しました。ようやく皆さんに私の大きなシークレット(秘密)を共有することができます。私はヴィクトリアズ・シークレット初のダウン症のモデルです!私を限界のないモデルとして見てくれて、包括的なラヴ・クラウド・コレクションのキャンペーンに参加させてくれたヴィクトリアズ・シークレットに感謝します。何事にも限界はありません」と、自身のインスタグラムでコメントしている。
数年前までランジェリー業界のトップを走り、毎年世界中が注目するランジェリーのファッションショーを開催していたヴィクトリアズ・シークレットだが、ブランドが推す“理想の女性像”と、多様性を求めるようになった世間の流れとの間にズレが生じ、人気が低迷。
改革に向けてプラスサイズモデルや様々な人種のモデルを起用するなどして、これまでのイメージと違うキャンペーンを打ち出すなか、昨年6月、“エンジェル”と呼ばれるスーパーモデルたちを起用したキャンペーンを廃止し、より多様性と包括性に富んだ女性たちから成る「VS Collective(VS・コレクティブ)」という新たなパートナーシップのプラットフォームを発表。当初は7人だったが、その後、ヘイリー・ビーバーやベラ・ハディッドらが新たに加わった。(フロントロウ編集部)