『ウォーキング・デッド』マギーとニーガンのスピンオフ決定も、グレンのファンから複雑な反応

『TWD』5本目のスピンオフドラマ

　現在、オリジナルシリーズの最終章が放送中のドラマ『ウォーキング・デッド』に、新たなスピンオフドラマが決定した。その主人公は、マギーとニーガン！

　『ウォーキング・デッド』ユニバースでは、すでにスピンオフドラマ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』と『ウォーキング・デッド：ワールド・ビヨンド』が放送され、これまでに登場したキャラクターたちを描くアンソロジードラマ『Tales of the Walking Dead（原題）』は現在撮影中。

　さらに、2023年にはメリッサ・マクブライドによるキャロルと、ノーマン・リーダスによるダリルがメインのスピンオフドラマの放送開始が予定されている。

　スピンオフドラマとして5本目となる、ローレン・コーハンによるマギーと、ジェフリー・ディーン・モーガンによるニーガンのドラマは、『Isle of the Dead（原題）』というタイトルで、全6話。2023年に放送開始予定。

　マギーとニーガンはアポカリプス後に本土と切り離され、大量のウォーカーが存在するなかでニューヨークを自分の街とした人々による荒廃したマンハッタンを旅するという。

　『ウォーキング・デッド』ユニバースのCCOであるスコット・ギンプルは、本スピンオフについて、「ローレンとジェフリーはいつも素晴らしいコラボレーターでした。そして今、2人のキャラクターがこの世界における限界、さらにはお互いへの限界に挑戦するシリーズによって、2人のコラボレーションを次のレベルに引き上げます。私たちは、すべてが新しく、すべてが異なる『ウォーキング・デッド』の世界にファンの皆さんを連れていくことがとても楽しみです」とコメントしている。

マギーとニーガンのスピンオフ、ファンの懸念点はやはり…

　マギーとニーガンは、『ウォーキング・デッド』きっての人気キャラクターの2人ではあるものの、そのスピンオフについてはファンから複雑な反応があがっている。

　その理由はもちろん、ニーガンにはマギーの夫であるグレンを惨殺した過去があるから。シーズン10やシーズン11を通して、2人の間には緊迫感が漂ってきた。スピンオフで2人の関係がどのようになるのかは不明だが、少なくとも一緒に旅に出ることにはなるということ。

　さすがに、マギーとニーガンが仲良くはならないと予想するファンは多いが、一緒に旅に出るという設定すらにも反対するファンは少なくない。

　SNS上には、「ニーガンがマギーの夫をバットで惨殺したのを忘れたの？」「もしストーリーがニーガンvsマギーでないなら、これに賛成するか分からない」「最後に『ウォーキング・デッド』を見た時、ニーガンがマギーの赤ちゃんの父親の頭を、目玉が飛び出るまで棒で殴っていたな」といったコメントがあがっている。

　また、マギーとニーガンが恋愛関係になるのはもってのほかだと考える視聴者は多いだろう。「スピンオフには賛成だけど、もしマギーとニーガンがキスするのなら、問題を抱えることになる」「2023年のマギー、ニーガン、ハーシェル」と、もはや2人の関係をジョークにするファンも出てきている。

　シーズン10よりふたたび姿を見せたマギーは、ヒルトップのリーダーであり、ハーシェルの母親であり、『ウォーキング・デッド』の世界を生き延びてきた強さを持つ。一方で、ニーガンとの関係に注目が集まりがちなことで、マギーだけのスピンオフドラマを求める声も多い。

　「『ウォーキング・デッド』はいつになったらマギーを、彼女とニーガンという話以上のキャラクターにするの？マギーは、ニーガンが何かしらで関わらないと、自分の物語を得られないの？マギーに彼女自身のスピンオフを作って」

　「制作陣は、マギー自身のスピンオフドラマを作れたはず。もしくは、他のキャラクターと一緒でも。なんでニーガンを選んだの???これがどうやったら成立するのか分からない。まったく新しいスピンオフドラマで、マギーをあの男と…すべてのキャラクターの中から…」

　スピンオフドラマである『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』すら、シーズン8まで制作が決定するほどの人気ドラマとなっており、制作陣の手腕には定評のある『ウォーキング・デッド』ユニバースだが、果たしてマギーとニーガンのスピンオフはどうなるのか。

　現時点では情報が少ないため、面白くなりそうだと感じているファンも少なくない。ファンを納得させる内容になることが期待される。

（フロントロウ編集部）