ビンタ騒動の渦中にあるウィル・スミスの妻ジェイダ・ピンケット・スミスが、自身のインスタグラムに騒動を想起させる意味深なメッセージを投稿した。(フロントロウ編集部)

ジェイダ・ピンケット・スミスが沈黙を破る

 現地時間3月27日に授賞式が開催された第94回アカデミー賞で、主演男優賞を受賞した俳優のウィル・スミスの妻で同じく俳優のジェイダ・ピンケット・スミスが、ビンタ事件後初めてコメントした。

 ご存じの方も多いと思うが、先日の授賞式でプレゼンターとして登場したコメディアンのクリス・ロックがジェイダの坊主頭をジョークにするひと幕があり、そのことに激怒したウィルが、突如、壇上にあがってクリスをビンタするという事件が起きた。それでもなおウィルの怒りは収まらず、Fワードと呼ばれる放送禁止用語を使ってクリスを罵り、アメリカではその瞬間だけ無音で放送された。

画像: ジェイダ・ピンケット・スミスが沈黙を破る

 じつは、ジェイダは脱毛症に悩まされており、それが理由で2021年から坊主頭にしている。例のジョークは台本には書かれておらず完全なアドリブであったことがのちに明らかになっているが、ジェイダが脱毛症であることをクリスが知っていたかどうかは不明。

 ウィルがクリスに手を出したのはジェイダのためだったとはいえ、はからずも事件に巻き込まれることになったジェイダは騒動のあとずっと沈黙を貫いていたが、半日前にインスタグラムを更新。ビンタ騒動についての直接的な言及はなかったものの、「今は癒しの時期で、私はそのためにここにいます」という、騒動を想起させる意味深なメッセージが綴られていた。

 ちなみに、当初、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは暴力に強く反対しつつも、今夜の受賞者(※ウィルは主演男優賞を受賞)を「認められるにふさわしい」と祝福し、寛容な姿勢を見せていたが、その後、「アカデミーは、昨夜の授賞式におけるスミス氏の行動を非難します。私たちは、この件に関して正式に調査を開始し、私たちの内規、行動基準、およびカリフォルニア州法に従って、さらなる措置と結果を検討していきます」と改めて声明を発表すると同時に、正式な調査に乗り出すことを明かしている。(フロントロウ編集部)

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