ジョニー・デップの裁判中の「おやつ」に注目
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどの出演作で知られる俳優のジョニー・デップが、元妻で同じく俳優のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判の模様が連日伝えられるなか、ジョニーが法廷に持参した「おやつ」に世間の視線が集中している。
裁判11日目となったこの日、弁護人と並んで座り、証人たちの宣誓証言に耳を傾けていたジョニーの机の隅に山積みにされていたのは、英語では「ガミーベア」と呼ばれるクマの形をしたグミ。
袋から出し、机に無造作に直置きされたグミは、法廷というピリピリとした空気の流れる場所には似つかわしくない食べ物だが、ジョニーはこのカラフルなお菓子を朝から夕方まで続く裁判のお供にしていた。甘い物はストレスなどに効くというが、ジョニーはこのガミーベアで緊張をほぐしていたのだろうか。
この前日と前々日には、三菱鉛筆株式会社のサインペン「ポスカ」を持ち込み、証人が法廷に参加するまでの待ち時間に落書きをして過ごす様子が目撃されていたジョニー。そのクオリティの高さが話題になったが、今回のおやつのチョイスの意外性にもSNS上でどよめきが起こることとなった。
アンバーは「和解金」のほとんどを寄付せず
この日の裁判では、アンバーがジョニーとの離婚の際に受け取った和解金7億円のうち半分の3.5億円を寄付すると約束したチャリティ団体ACLU(アメリカ自由人権協会)の最高執行責任者が、アンバーがこれまで同団体に約束した金額の約10分の1しか寄付をしていないと証言。
さらに、アンバーがジョニーとの破局後に一時期交際していたビリオネアのイーロン・マスク氏が5000万円ほどを肩代わりし、残りはアンバーが10年かけて支払う旨をメールで伝えて来たほか、その後支払いがストップしてしまったため、アンバーに連絡を取ると、「経済的に困難な状況にある」と回答されたとも供述した。
和解金に関しては、ジョニーのビジネスマネージャーが、アンバーは離婚に際して最初は4億円を請求していたものの、次第に金額をつり上げ、弁護士費用や雑費なども併せて最終的に18億円以上をジョニーに請求したとも証言している。
アンバーは「主導権を握ろうとしていた」
今回の裁判ではジョニーとアンバーが双方から家庭内暴力を受けていたと主張していることも争点となっているが、アンバーとの結婚以前からジョニーのボディガードを務めていたマルコム・コノリーは、アンバーがケガをしているのは見た事がないが、ジョニーが度々顔や首に傷を負っているのを見た事があると証言。
アンバーがジョニーとの関係において「主導権を握ろうとしていた」ことや、かなり短気な人物だと私見を述べ、アンバーの性分を「クレイジー」「どう猛」などと表現した。
一方で、ジョニーがドラッグの影響下にある状態を何度も目にしたことがあるとも証言。ただし、ジョニーは酒やドラッグにとても強いとし、ジョニーが『パイレーツ・オブ・カリビアン』で演じた役になぞらえ、「キャプテン・ジャック・スパロウよりも酔っぱらっているところは見たことがありません」とコメントした。これがツボに入ってしまった様子のジョニーが必死に笑いをこらえようとする場面も見られた。(フロントロウ編集部)