ヘンリー王子&メーガン妃第2子リリベットが英国初訪問へ
6月に行なわれるエリザベス女王の在位70周年を祝う式典「プラチナ・ジュビリー」に、ヘンリー王子とメーガン妃が長男アーチーと長女リリベットを連れて出席することを夫妻の広報が発表した。
2020年にイギリス王室の高位王族の職務を退き、現在はアメリカを生活拠点としているヘンリー王子とメーガン妃。4月中旬には、2年ぶりにエリザベス女王とチャールズ皇太子を訪問し、ウィンザー城で極秘に面会を果たしたことが伝えられたが、子供たちを連れてイギリスに帰還するのはこれが初となる。
2021年6月4日に誕生し、プラチナ・ジュビリーの開催とちょうど同時期に1歳を迎えるリリベットは、今回のイギリス訪問でエリザベス女王と初対面を果たすこととなる見込み。
ご存じの通り、リリベットの名前はエリザベス女王のニックネームにちなんでつけられたもの。エリザベス女王とリベットは、ウェブ会議アプリのZoom(ズーム)を使ってバーチャル対面はしたことはあるが、ようやく2人のリアルでの交流が実現することとなる。
これまでエリザベス女王との対面が叶わなかった理由
12人のひ孫を持つエリザベス女王が、ロイヤルベビーが生まれてから1年近くもの長い間対面をしなかったのは、リリベットが最長記録。リリベットの兄アーチーも、2020年のアメリカ移住以降、エリザベス女王とZoomなどで交流することはあったが、直接は会っていないと伝えられている。
その背景には、パンデミックの影響にくわえて、ヘンリー王子が子供たちをイギリスに連れて行くことに安全上の不安を抱えていたからという理由がある。
ヘンリー王子とメーガン妃は、王室を離れたことを機に、イギリス警察の警護の対象から外れた。ヘンリー王子は私費で費用を払うので英警察に警護を担当して欲しいと求めたが、この要請は却下。この件に関してヘンリー王子は、2021年9月に司法審査を求める訴えを起こしている。
ロイヤルファミリー恒例のあの行事には参加せず
プラチナ・ジュビリーの期間中の6月2日には、毎年恒例の「トゥルーピング・ザ・カラー」と呼ばれるエリザベス女王の誕生パレードが開催される。
このイベントは、ロイヤルファミリーの面々がバッキンガム宮殿のバルコニーからイギリス空軍による祝賀飛行を鑑賞し、民衆の前にそろって姿を現すのが習わし。
ロイヤルキッズたちが可愛らしい素顔を見せることなどでも毎年注目を集めるが、ヘンリー王子一家はバルコニーには顔を出さないことが前もって発表されている。そのため、エリザベス女王とリリベット、アーチーがバルコニーで仲良く過ごす様子のショットは、残念だが期待できない。
また、児童買春の罪で有罪判決を受け、勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン被告との関係が問題視され、当時17歳だった女性から性的暴行を受けたとして民事訴訟を起こされたエリザベス女王の第3子アンドルー王子もバルコニーでの顔見せには参加しない。
英王室は、バルコニーに登場するのは「エリザベス女王の代理として公式な任務についている王室メンバーのみに制限する」と声明を通じて発表しており、チャールズ皇太子とカミラ夫人、ウィリアム王子&キャサリン妃と3人の子供たちにくわえ、ウェセックス公一家、アン王女と夫のティモシー・ローレンス海軍将官、グロスター公爵夫妻、ケント公爵、アレクサンドラ王女らの参加を正式にアナウンスしている。(フロントロウ編集部)