ライアン・ゴズリング、母に感謝
7月15日に劇場公開となり、7月22日にNetflixで配信開始となる映画『グレイマン』。本作ではライアン・ゴズリングとクリス・エヴァンスが、暗殺者とCIA工作員として対決し、ド派手なアクションを披露したうえ、アナ・デ・アルマスやレゲ=ジャン・ペイジ、ビリー・ボブ・ソーントンといった豪華な面々も姿を見せる。
そして、そのなかには、これまでにエミー賞やアカデミー賞といったアワードで数多くのノミネート・受賞経験のある実力派俳優アルフレ・ウッダードも名を連ねるが、彼女は現場であることに感激したよう。それは、ライアンが女性に敬意を払う姿勢!
アルフレによると、ライアンは現場で様々な面で女性たちをサポートしていたそうで、「みんなそれぞれ意見があるけれど、(ライアンは)いつも『これについてはアナの意見に賛成』って言っていた」と振り返る。もちろん、なんでもかんでも女性の意見に賛成すべきではないが、アルフレが言いたいのは、ライアンがそれだけ女性の意見を軽く扱うことはなかったということだろう。今年で70歳となり、ハリウッドを何十年と見てきたアルフレにとって、ライアンの姿勢は感激に値するものだったよう。
そして、米ETのインタビューで、その姿勢をどうやって築いたのかと聞かれたライアンは、ただ一言こう回答した。
「母のおかけです」
親から子どもへの影響は大きく、子育て世代の女性俳優たちが息子をフェミニストに育てたいと話すことはあるが、ライアンは逆の立場から経験を語ってきたと言える。彼は過去にも、女性に敬意を示す自身の態度や姿勢について、母親と姉に感謝の言葉を述べていた。
「僕にもし、女性から見てなにか魅力があるとすれば、それは他の男性たちよりも女性の話を聞いて、彼女たちの考え方や物事の受け取り方を理解しているからだと思います。なぜなら、僕には母と姉との深い心の繋がりがあるから、どうやって女性をリスペクトすればいいか、学ぶことができたんです」
そんなライアンであれば、10年以上の恋人であるエヴァ・メンデスとの子どもたちを主体的に育てており、ママ友とも仲が良いことは納得。
また、ハリウッドでは、男性俳優が女性が主演の映画で脇役をやりたがらないという傾向があることを、女性監督のオリヴィア・ワイルドは指摘している。とくに、フェミニズム映画に出演する男性俳優はフェミニストであることが多いが、ライアンも、マーゴット・ロビーが主演を務め、グレタ・ガーウィグ監督が手掛ける『バービー』にメインキャストとして出演しており、このことからも彼が女性をサポートする男性であることがうかがえる。
(フロントロウ編集部)