アンバー・ハードの弁護士がジョニー・デップの下半身の問題に言及
ジョニー・デップが元妻のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判で、アンバーの弁護士が、ジョニーが彼女に性的暴行を加えた証拠として、彼の下半身の問題を法廷に持ち込もうとしていたことがわかった。
先日、双方の弁護団が公判前に裁判所に提出した約6,000ページにわたる資料が公開され、そのなかでアンバーの弁護士が、ジョニーが勃起不全(ED)に悩んでいたことが彼を怒らせ、アンバーに性的暴行を加える一因となったとして、ジョニーが勃起不全だったことを証明する薬の一覧表を開示するよう要求していたことが明らかに。
この裁判で、アンバーはジョニーから酒のボトルを使ってレイプされたと主張していたが、米Newweekによると、アンバーの弁護士はジョニーがそのような行為に及んだことと、彼の勃起不全には関連性があるとして、「デップ氏は勃起不全について公表したくないようですが、そのような状態がデップ氏の怒りや、瓶を使ったアンバー・ハード氏への性暴力につながったことは明らかです。デップ氏の勃起不全へのコンプレックスは、アンバー・ハード氏と逢瀬を重ねるうちに怒りや苛立ちに変わり、結果的に瓶に頼ることになったのです」と資料のなかで述べていたという。
ちなみに、ジョニーは自身にかけられた性的暴行疑惑を一貫して否定しており、ジョニーの弁護団は勃起不全の話を持ち出すのは「純粋な嫌がらせ」だと反論。結局、この件が法廷で議論されることはなかった。対するジョニーの弁護士も、アンバーのヌード写真や彼女が過去にストリップクラブで働いていたことを証拠として提出しようとしていたが、判事に却下された。
この名誉毀損裁判の評決はすでに下されており、陪審員はアンバーが2018年に米Washington Postに寄稿した論説が名誉毀損にあたると判断し、アンバーに合計で1,500万ドル(約19.5億円)の賠償金をジョニーに支払うよう命じた。また、アンバーもジョニーへの反訴で200万ドル(約2.6億円)の賠償金を勝ち取った。
その後、アンバー側は陪審員のひとりが別人に入れ替わっていたとして裁判所に評決の破棄を求めたが、陪審員に不正・不当行為の証拠はなかったとして判事はこの申し立てを却下。その結果を受けて、アンバー側は正式に控訴の申請をした。それに対抗するように、ジョニー側も賠償金200万ドルの評決を不服として控訴している。(フロントロウ編集部)