多くの人が美容医療を取り入れオープンに語られるようになってきた今、興味がある人も多いはず。始める前に知っておきたいのが美容医療のキホン。基礎知識から海外事情、医師に聞いたギモンまでをお届け。

よりオープンに、一歩先を行くアメリカの美容医療事情

 ここ数年で人気が急激に高まっている、 ボツリヌス注入治療※1やヒアルロン酸注入治療といったメスを入れない美容医療。以前は隠すことが主流だった美容医療も、最近では芸能人やインフルエンサーが自らの体験を公開するなど、セルフケアのひとつとしてオープンに語られるように
※1 一般的にボトックスと呼ばれる治療

画像1: よりオープンに、一歩先を行くアメリカの美容医療事情

 その流れの先を行くのが、美容大国アメリカ。幅広い施術があるメスを入れない美容医療の中でも、一般的なレーザー脱毛やケミカル・ピーリングなどを抑えてボツリヌス注入治療が高い人気を集めるほど、広く浸透している※2
※2 出展:アメリカ形成外科学会による調査 2021年4月

 そのため人気セレブが取り入れていることをオープンに語ることもあり、美容整形について聞かれたときには「注入治療はしているけれど、整形はしていない」というセリフは有名。メスを入れない美容医療が、外科的美容医療とは一線を画した存在になっていることがよくわかる。

 浸透の広さを感じさせるエピソードのひとつが、美容医療のトレンドから“人気コスメ”が誕生したこと

画像2: よりオープンに、一歩先を行くアメリカの美容医療事情

 ここ数年、欧米ではふっくらリップが人気で、ヒアルロン酸注入治療などでリップをふっくらさせるのがトレンドに。そこに目をつけて誕生したのが、瞬時にふっくらリップが作れる「リッププランパー」。今ではデパコスからプチプラコスメまでが販売している人気コスメは、こんな背景で誕生していた。

 今もアメリカでは最先端の美容医療が行なわれ、高い人気を誇るボツリヌス注入治療は、施術する技術もどんどん進化。今後はウェルネスの分野でも活用されていくと期待されている。

正しく知りたい、「ボツリヌス注入治療」と「ヒアルロン酸注入治療」

 メスを入れない美容医療のなかでも高い知名度を誇るボツリヌス注入治療ヒアルロン酸注入治療は、そのどちらもシワの改善が期待できる治療だけれど、どう違いどんな働きがあるのか正しく理解している?

画像1: 正しく知りたい、「ボツリヌス注入治療」と「ヒアルロン酸注入治療」

 シワ改善のために肌表面をケアする人は多いけれど、老化のメカニズムはもっと複雑。肌を支える構造は、土台となる骨から始まり、その上に筋肉、皮下組織(皮下脂肪)、真皮、表皮と続く。そして老化は土台となる骨や皮下組織から始まり、それによってシワやたるみが表面化。そんな内側で起こる老化にアプローチするのが、ボツリヌス注入治療とヒアルロン酸注入治療

 では、自分が気になるシワはどちらの治療が当てはまるか知っている? この2つが働きかけるシワの種類は異なり、ボツリヌス注入治療で働きかけるのは、眉間や目尻など表情の動きによってできる「表情ジワ」。そしてヒアルロン酸注入治療で働きかけるのは、ほうれい線やゴルゴラインなどのたるみによってできる「たるみジワ」

画像2: 正しく知りたい、「ボツリヌス注入治療」と「ヒアルロン酸注入治療」

 「表情ジワ」とは、目尻や眉間など一部の表情筋が過剰に動きを繰り返すことでできるシワのこと。ボツリヌス注入治療は、表情ジワの原因となる緊張して硬くなった筋肉をやわらげることで、表情ジワの改善が期待できる治療法

 一方の「たるみジワ」は、肌がたるむことでできるシワのこと。肌がたるむ原因は、肌の土台となる骨が縮んだり、表皮と真皮を支える皮下脂肪が減少したりと、加齢によるボリュームロスが起こることで肌の構造バランスが崩れるため。

 ヒアルロン酸注入治療は、そのボリュームロスが起こった層を、皮脂や軟骨に存在するゼリー状の物質であるヒアルロン酸を注入することで補い、たるみジワの改善が期待できる治療法

画像3: 正しく知りたい、「ボツリヌス注入治療」と「ヒアルロン酸注入治療」

 どちらもシワの改善が期待できる治療ながら、アプローチ方法はまったく別もの。自分が改善したいシワがどんな原因でできているのかを知れば、正しい治療法が見えてくる。

 そして、正しい基礎知識を身につけ、信頼できるクリニックで行なうことが、幸せな美容医療のカギになる。

信頼できるクリニックを選ぶコツとは?

 美容医療に興味がある人なら、必ず吟味してほしいのがクリニック選び。でも、どう選んだら良いか悩む人は多い。そこでクリニック選びのコツをご紹介。

 見極めポイントのひとつは、自分がしっかり理解や納得ができるカウンセリングをしてもらえるか。カウンセリングでは、まずは自分が求める効果や費用感、いつまでにといったスケジュールなどの希望をしっかり伝え、そのうえで納得のいく説明が受けられ、リスクについても説明を受けたかをチェック。

画像: 信頼できるクリニックを選ぶコツとは?

 もし不安が残ったり、納得いくまで相談や質問ができないと感じるのであれば無理に進める必要はなく、別の先生やクリニックでカウンセリングを受ければOK。自分の大切な顔にかかわることなので、この先生になら任せたいと思える人を粘り強く探して。

知っておくべき、美容医療の「承認品・未承認品」

 またクリニック選びの判断材料のひとつとして知っておいて欲しいのが、「承認品と未承認品」のこと

画像: 知っておくべき、美容医療の「承認品・未承認品」

 じつは美容医療の治療に使用される医療機器や医薬品には、厚労省による承認品と未承認品がある。保険診療では承認品を使用するのが原則だが、美容医療のような自由診療では、医師の判断で未承認品の使用も可能。

 高品質な未承認品もあるものの、国内の美容医療診療ガイドラインでは、より安全な治療のため、国内承認品の使用が推奨されている。ボツリヌス注入治療やヒアルロン酸注入治療でも承認品と未承認品があるため、施術を受ける際にはどんな製品を使うのかを確認し、説明に納得してから施術を受けることが大切

 どういった医療機器や医薬品を使用しているかは、クリニックの姿勢を知れるひとつのチェックポイント。承認品を扱うクリニックを知りたい人は、美容医療のリーディングカンパニーのアラガン・ジャパンによるクリニック検索から調べてみて。

医師に直接聞いた、美容医療の気になるギモン

 美容医療に興味を持つと、知りたいことは次から次と出てくるもの。そこでフロントロウでは、SBC湘南美容クリニックの西川礼華医師から美容医療について学ぶ座談会を開催。美容意識の高いインフルエンサー3名が参加し、美容医療の気になるアレコレを聞きました。

Q.ヒアルロン酸には種類があるんですか?

西川医師:製品によってヒアルロン酸の「濃度」というのがあるんです。濃度が低いものが一般的には柔らかいものになってきて、濃度が濃いものが硬さがある、あるいは組織をリフトするような力が高いものが多いというふうに言われています。

なので、お顔のどこの部分にどう使うかを拝見したうえで、それに適したヒアルロン酸の種類を選んで使用していく必要があります。

Q.不自然な顔になるのではと不安があります

西川医師:上手くいっている場合は、みなさんあまり言わないので良い情報はマスクされやすく、悪い情報ばかりが目に浮かんでしまう状況ですよね。でも日本国内でこういった治療を受けている方の数は年々非常に増えていますので、その状況を考えるとほとんどの場合が治療に満足をして、とくにトラブルなく継続している状況であると思います。

Q.どの施術を選べばいいのか分かりません

西川医師:わからない状態でクリニックに来てくれていいんです。私のような医師がお顔を拝見して、こういう治療がいいと思いますよとお話しします。その日に治療を受けなくてもいいんです。お家に帰って色々と調べて口コミなどを調べてみたりしたうえで、いずれ決心がついたらそういった治療を実際に受けてみることも可能です。

Q.どうやってクリニックを選べばいいですか?

西川医師:ご自身の要望や求めている効果をきちんと理解してくれる先生である必要がありますね。それに対して治療のリスクを含めて計画を立ててくれる先生である必要もありますし、効果がどういったものかというのをわかりやすく説明してくれる先生かどうかというのは大事だと思います。


 ほかにも座談会では、お悩み別の治療法やダウンタイムのことなど、美容医療の気になるギモンについて西川医師が答えてくれているので、ぜひ動画をチェックしてみて。

 新たなセルフケアとして広まってきた美容医療は、正しい知識を身につけて、信頼できる医師のもとで安全に行なえば、笑顔と幸せをもたらしてくれる心強い味方。美容医療で気になることがあれば、アラガン・ジャパンが運営する美容情報サイト「アラガン・ビューティ」では医師の監修による情報が多く掲載されているので、正しい知識を学んでみては。

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