『ジョン・ウィック』4作目には、日本の影響や要素が多そう。キアヌ・リーブスが語ったこととは?(フロントロウ編集部)

『ジョン・ウィック4』のテーマは武士道

 キアヌ・リーブスの代表作の1つである映画『ジョン・ウィック』シリーズ。3月24日にアメリカで公開予定の4作目には、リナ・サワヤマや真田広之、田代良徳など日本人キャストが加わり、日本が舞台とされるシーンもあるのではないかと予想されている。

 3作目の『ジョン・ウィック:パラベラム』では寿司職人の殺し屋ゼロが登場したが、じつはこのキャラクターを真田広之が演じる予定だった。しかしケガで実現できなかったため、4作目で日本人キャストが集合したのはチャド・スタエルスキ監督待望のことなのだ。

 そして主演のキアヌ・リーブスもまた、日本文化を好きなことで知られる。そのため、『ジョン・ウィック4』には日本の影響がかなり多くありそうだ。英Total Filmでキアヌが明かした。

画像: 『ジョン・ウィック4』のテーマは武士道

 「日本のアニメと映画制作の方法は明白に、私が愛し、影響を受けてきたものです。そして、侍の流儀である武士道は間違いなく私たちの映画のテーマです。傍から見ても、名誉と犠牲というのは(映画に)素晴らしくマッチするものでしょう。日本文化の強い影響があります」

 本シリーズには殺し屋の世界における名誉と犠牲を描いている側面があるため、キアヌが話したとおり、確かに武士道と通ずる部分はあるだろう。また、キアヌは作品において特定のアニメの影響が明確にあるかどうかまでは話さなかったが、彼の代表作である『マトリックス』の制作前に、ウォシャウスキー監督から『AKIRA』と『攻殻機動隊』を見せられたため、これらのアクションや映像は彼の知識の中にある。そしてスタエルスキ監督は『マトリックス』でキアヌのスタントダブルを務めていたので、監督もこれらのアニメを見ている可能性は高そうだ。

 そんな『ジョン・ウィック』シリーズは、当初4作目と5作目の撮影が同時に進められると発表されていたが、その後、まずは4作目が撮影される運びとなった。とはいえ5作目も撮影されると思われていたが、キアヌは、「私たちがしたことに、観客がどう反応するかを見る必要があります。このシリーズを作る機会を得られた唯一の理由は、私たちがしたことを皆さんが気に入ってくれたからです。なので、まずは4作目に観客がどう反応するかを見なければいけないと思います。皆さんが気に入ってくれると良いのですが」とコメントしており、もしも4作目が大コケということになれば、5作目はない可能性もあるよう。

 『ジョン・ウィック4』の予告編やキャストの写真を見たファンからは期待の声があがっているが、果たしてどうなるだろうか。

(フロントロウ編集部)

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