マシュー・ヒーリー、1時間にわたる差別・偏見ジョークに参加する
The 1975のマシュー・ヒーリーが出演したポッドキャスト番組『The Adam Friedland Show』が、イギリスのツイッターでトレンド入りするほど炎上している。この番組は、コメディアンのアダム・フリードランドとニック・ムレンが司会を務めるトーク番組。スタンドアップコメディアンである2人が毎回ゲストを交えて、テレビでは放送できないようなブラックジョークや皮肉満載のトークを展開する。
そんなポッドキャスト番組の最新回(2月10日配信)にマシューが出演したのだが、1時間4分のエピソードのなかで、日本人やハワイ系の人を侮辱したほか、児童ポルノや女性の月経を笑いものにするなど、内容がひどすぎるとしてThe 1975のファンからも謝罪や説明を求める声が出ている。ちなみにそういったジョークの多くは司会者から出たものだが、マシューは一緒に笑ったり、司会者をたきつけたりしていたうえ、マシューの方が社会的影響力が強いため、彼にも強い批判が出ている。
“ジョーク”はどんな内容だったのか?
1時間4分にわたる番組では、司会者の2人とマシューはさまざまなテーマでトークを繰り広げた。
マシューが新進気鋭の米ラッパーであるアイス・スパイス(Ice Spice)にSNSでダイレクトメッセージを送ってスルーされたという件を話そうとした時には、司会者からの横やりで、アイス・スパイスの血筋はイヌイットか中国かハワイ系だという話になり(※アイス・スパイスの両親はアフリカ系アメリカ人とジャマイカ人)、それぞれの地域のアクセントを侮辱するようなジョークが飛んだ。このジョークを言ったのは司会者だったが、マシューはそれに笑い、「そうそう、アイス・スパイスはそんな感じなんだが…」と言って話を続けていた。
また、この配信回のスポンサーを務めた賭けサイトに触れられたときには、司会者が「このウェブサイトでは児童ポルノが見られます」というジョークを飛ばすと、マシューは「シャウト・アウト!」と、好意や支持を表すときに使うスラングを使用。
さらに、女性が一緒にいると月経が“移る”という議題のときには、月経は月の力に影響されているという話になり、女性が月の満ち欠けで月経を経験している間に「俺ら(男)は月に行ったぜ」と言って笑い合っていた3人。司会者が月に関するジョークを言ったときに「そうだ! マジでそれ合っている!」と大喜びしていたマシューは、別のシーンでは、アダムの姉妹はセクシーだから「ヤレる」という発言もしていた。
そして後半では、約5分にわたり日本の話に。