『The Son/息子』でヒュー・ジャックマンと共に夫婦を演じたヴァネッサ・カービーのインタビュー映像を独占解禁!(フロントロウ編集部)

『ファーザー』監督の最新作『The Son/息子』

 認知症が進行していく父親の視点から描いた物語『ファーザー』がアカデミー賞などで高く評価されたフロリアン・ゼレール監督の最新作『The Son/息子』。ゼレール監督による家族3部作の第2作目で、ヒュー・ジャックマンが主演と製作総指揮を務めた。

画像: 『ファーザー』監督の最新作『The Son/息子』

 主人公は、政治家にも頼りになれる弁護士のピーター。再婚した妻のベスと生まれたばかりの子どもと充実した日々を送っていた。そんななか、前妻のケイトと同居している17歳の息子ニコラスが「父さんといたい」と懇願する。初めは戸惑っていたベスも同意し、ニコラスも加わった新生活が始まるが、ニコラスが高校に行っていないことが発覚し、父と息子が激しく対立する。なぜ人生に向き合わないのかと問う父に、息子が出した答えとは…?

 本作には、監督の前作『ファーザー』より大御所俳優のアンソニー・ホプキンスも出演し、さらにケイトをローラ・ダーンが、ベスをヴァネッサ・カービーが演じた。

ヴァネッサ・カービーが表現した新米ママ、そのこだわり

 これまで、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』や『ミッション:インポッシブル』などに出演し、『私というパズル』では、第93回アカデミー賞主演女優賞やゴールデングローブ賞にノミネートされたヴァネッサは、監督について「彼は本物の芸術家」と話し、本作への出演は二つ返事で決めたという。

 撮影においても関係は良好だったそうで、「作品について、いい話し合いができた。監督は協力的で包容力があって、作品をよく理解している。そういう監督また脚本家が、これほど内容が深くて難しく感情的なものを進んで共有してくれるなんてとても珍しいこと」と話す。

 また、夫婦を演じることになったヒューについては、「一緒にいて楽しいし、名演技を見せてくれた。みんなが言うとおり、ヒューは本当に楽しい人。彼は撮影が始まったその日から、この映画で魂をさらけ出そうとしていた。それを見てほしい」と、その才能を絶賛した。

 そんな彼女が本作で演じたのは、新米ママのベス。彼女をリアルに作り上げるために、演技だけでなくメイクや衣装においてもこだわりをもって臨んだそうで、「ベスは新米の母親でほとんどの時間を家で過ごす。家らしくないものは、一切盛り込みたくなかった。出産直後の(まわりの)友人たちは、おしゃれを後回しにしていて、それを表現したかった」のだと語った。

 インタビュー映像ではそのほかにも、役作りへのこだわりや、注目の新人俳優ゼン・マクグラスとの共演秘話、作品の独自性についても語ってくれている。

 映画『The Son/息子』は、3月17日より全国ロードショー。

(フロントロウ編集部)

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