セレーナ・ゴメスが体型批判は気にならないと「嘘」をついていたと告白
セレーナ・ゴメスが3月10日よりApple TV+で配信されているドキュメンタリーシリーズ『親愛なる…』シーズン2の最新話となるエピソード10に出演して、そのなかで、自身に寄せられてきた体型批判について触れている。
ご存知の方も多いと思うが、セレーナは全身性エリテマトーデス(※)という持病を抱えており、薬の副作用などによって体重の変動が激しかった時期があり、たびたび体型批判の標的となっていた。
※指定難病に認定されている自己免疫疾患で、発熱や倦怠感といった全身的な炎症のほか、関節や皮膚、内臓などの様々な臓器の障害が一度にもしくは次々と起こる病気。2016年の11月に表舞台への復帰を果たしたセレーナは翌年、治療のために腎臓移植手術を受け、親友で俳優のフランシア・ライサから腎臓の提供を受けた。
セレーナは体型批判が寄せられるたびに、「体重は気にしていない」「私は今のままで完ぺき」などとSNSに投稿して、気にしていない姿勢を示してきたが、今回番組のなかで、「私は嘘をついていたのです」と告白している。「オンラインでは、自分の写真を投稿して、『そんなのどうってことない』『あなたの言うことなんて受け付けない』みたいなことを言っていたのですが、部屋でそれを投稿しながら、目を腫らして泣いていました。だって、そんなの誰の耳にも入るべきじゃないから」とセレーナは続けて語り、泣きながら“気にしていない”と投稿していたことを明らかにした。
セレーナが辛さを押し殺してまでそのような投稿をしていたのは、同じような辛さを経験しているファンたちのためだったそう。「『こんなの気にならない』と言いながらそういう投稿をしていたのは、同じことを経験している他の人たちに、そういうことを気にしないでもらいたかったから。見た目だったり、自分らしさだったり、自分が愛している人のことで批判されている人たちのことです」とその理由について語ったセレーナは、「本当に不公平だと思います。人より劣っているなんて、誰も感じるべきじゃありません」と、力強いメッセージを伝えた。
番組では、体型批判を受けた過去や、全身性エリテマトーデスの治療について振り返っているほか、メンタルヘルスの問題についても赤裸々に語っている。セレーナは現在、ヘイリー・ビーバーとの確執が噂されているが、先日、「どうか、お願いだからもっと親切に、それから他の人の心の健康も考えてあげて。ここ最近、私の心は重い。私はみんなにとって良いことだけを望んでる。すべての愛を込めて」と、あらゆる人たちの心の健康に配慮してほしいとファンに呼びかけている。(フロントロウ編集部)