ハリウッドスター、トム・クルーズが2023年6月16日に日米同時公開されるDCの映画『ザ・フラッシュ』を先に観て、監督に最大の賛辞を贈ったという。(フロントロウ編集部)

トム・クルーズ、エズラ・ミラー主演『ザ・フラッシュ』を大絶賛

 DCU(DCユニバース)が贈るタイムループ・アドベンチャー超大作『ザ・フラッシュ』が6月16日に日米同時公開される。そんななか同映画は、トム・クルーズというスーパースターのお墨付きをもらった。

 『ザ・フラッシュ』を特別に先に観せてもらう機会があったトムは、あまりにも感動したため、監督であるアンディ・ムスキエティに自ら直電をして、『フラッシュ』には「映画に求めるものすべて」があり、「今必要なのはこういう映画だ」と絶賛したとThe Hollywood Reporterは伝えている。

画像: トム・クルーズ、エズラ・ミラー主演『ザ・フラッシュ』を大絶賛

 トムと言えば、2022年の映画『トップガン マーヴェリック』が約14億ドルの興行収入に貢献し、劇場での映画鑑賞の復活を手助けしたと業界で絶賛されている人物。2023年のアカデミー賞関連イベントでは、スティーブン・スピルバーグ監督に「君はハリウッドを救い、劇場配給も救ったかもしれない」と言われる姿まで目撃された。そんな人物からここまでのレベルの絶賛を受けたことは、どんなPR活動よりも武器になることなのでは。

スタッフの「監視」という厳戒態勢のなか映画を先行鑑賞

 The Hollywood Reporterによると、トムが映画を観ることになった背景には、2月下旬にワーナー・ブラザース・ディスカバリーの新CEOであるデヴィッド・ザスラフとミーティングを行なった際に、ザスラフCEOが『ザ・フラッシュ』を大絶賛したことがあるという。

 CEOの言葉に好奇心を刺激されたトムは、鑑賞を希望。そこで、ワーナー・ブラザースの社員がビバリーヒルズにあるトムの自宅まで映画を運び、トムが『ザ・フラッシュ』を見終えるまでその場で待機したそう。そんな“監視”のもと映画を楽しんだトムは、興奮のあまり、監督に予定外の電話をしたということのよう。

 ちなみに『ザ・フラッシュ』は、DCコミックスから誕生したお茶目な地上最速ヒーロー、“フラッシュ”を主人公にしたスーパーヒーロー映画。2017年の映画『ジャスティス・リーグ』で正式に初登場したエズラ・ミラー演じるフラッシュ/バリー・アレンは、“過去”を変えた影響で、現在に歪みをもたらしてしまい、かつてスーパーマンが倒したはずの敵(ゾッド将軍)の地球植民地化計画を止めようと奮闘する。

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