『The Flash』は史上最高傑作
現在DCUで力が入れられている作品の1つは、エズラ・ミラー主演の映画『The Flash』。ガン氏は非常に大きな自信を見せており、「ここで言っておきますが、『フラッシュ』はおそらく、これまでに制作された史上最高のスーパーヒーロー映画の1つです」と話した。
しかし、過去数年で主演であるエズラは多くの問題行動を起こしており、警察に逮捕されることもあった。エズラについてサフラン氏は、「エズラは回復のために全力で取り組んでいます。エズラが現在進んでいる道を心からサポートしています。正しい時が来て、エズラに話し合いの準備が出来たら、何が向かうのにベストな方向かというのを決めたいと思っています。ただ現状は、エズラは回復のために集中しています。ここ数ヵ月でのエズラとの会話では、エズラは非常に大きな成長を見せていると感じています」とコメントを残した。
自分たちのスーパーマンはヘンリー・カヴィルではない
一方で2022年12月には、『ジャスティス・リーグ』などでスーパーマンを演じてきたヘンリー・カヴィルがスーパーマンとしてカムバックしないことが発表された。
この件についてガン氏は、「ヘンリーをクビにはしていません。彼は元々起用されていないのです。私にとって、スーパーマンとして誰をキャスティングしたいか、制作陣が起用したいのは誰なのか?というのが問題です。そして私にとって、この物語において、それはヘンリーではありません。ヘンリーのことは好きですし、彼は素晴らしい人です。彼はこの企業の前体制をはじめ多くの人から多大なる迷惑をこうむったと思っています。しかしそれでも、いくつもの理由から私たちのスーパーマンはヘンリーではないのです」と話し、これまでヘンリーを右往左往させたことに申し訳ない姿勢を見せながらも、今後のDCUのスーパーマン像にヘンリーは合わないとキッパリ。
さらに、彼らが手がける新たなスーパーマン作品は年齢制限を設ける予定だとして、「スーパーマンはPG-13になってほしい作品です。それは確実です」と明かした。
ガル・ガドットやジェイソン・モモアは戻ってくる可能性
ヘンリーは戻ってこないが、エズラに加えて、ワンダーウーマン役のガル・ガドット、アクアマン役のジェイソン・モモア、シャザム役のザッカリー・リーヴァイは続投すると見られる。
「それらの4作品は素晴らしいものです。それらのキャラクターや、それを演じた俳優がDCUに参加しないという理由はありません」としたうえで、ガルとはすでに話したことも明言。「彼女は前向きです。どうするかはまだ分かりませんが」と続けた。
ちなみに、ワンダーウーマンの生まれである女性だけが住む島セミッシラが舞台のドラマ『Paradise Lost(原題)』もプロジェクトが進行中。ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』風の作品で、映画『ワンダーウーマン』シリーズよりも前の時代設定だという。